[新潟] プライベートビーチでタコ獲りも! 民宿たきもと [佐渡・相川]

新潟

夏休み佐渡の旅5日目です。 [4日目] [6日目]

宿に着いたところから読みたい方はこちら

とんでもない霧の中、山を下って行くと宿の人が言っていた通りすぐに霧は晴れ、同時に道中の不安も晴れていきました。どうやら雨も降らなかったようで、昨日置き忘れた帽子も無事回収しドンデン山を下り切ると、ここからはかなり時間に余裕があります。

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曇り空

というのも、本来のこの日の予定はこのドンデン山を降りてから北上し、島の北端にある二ツ亀で海水浴でも楽しんだ後そのまま外海府側(佐渡では本土側を内海府、日本海側を外海府というらしい)を南下し相川へと移動するルートを考えていたのですが、どうやらこの日は雨模様の天気の様だったので予定を変更して、佐渡の真ん中を突っ切って相川あたりで何かしら遊ぼうという予定になったのでした。そのためこの日のメインの予定は一つしかないので他は適当に、という感じになりました。

とりあえず佐渡の真ん中を突っ切る350号をずっと通るのも面白くないので適当に走り、途中にあった酒屋に寄ったりしましたが特に欲しいものもなかったので再び走り出したところ、何やら物騒な雰囲気の家を発見。

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一体何があったのでしょうか

友人と「これはかなりヤバイな」などと言いながら停まってまじまじと見てしまいましたが人の気配はしませんでした。隣にけんしんという中傷の対象となっている店舗があったのですが、私怨でしょうか。とても気になりましたがあまり長居するのも恐いので程々に出発しました。

そのままふらふらと気持ち良く走っていると佐和田の文字が見え、そちらに向けて走っていたら佐和田海水浴場へ到着しました。

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看板

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誰もいません

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素敵な桟橋

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海水浴場の目の前にある駐車場に原付を駐めてここでひと休憩することにしました。海岸は時期が外れていてしかも平日なので当然誰もおらず、海の家も閉まっています。しかし海は大変キレイでくらげもいなかったので十分泳げそうです(泳ぎませんでしたが)。海岸まで行きあたりを見回すと、なんとも海水浴客を楽しませるために作られたかのような素敵な桟橋があったので、その先端で休憩をすることに。友人もまた同じことを思っていたようです。

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橋と友人

桟橋の上から海を見ると、底まで見えるかなりクリアーな海中に小さな魚がたくさん泳いでいるのが見えます。どうやらフグが群れをなして泳いでいるようで、たまにちょっと大きめの何がしかの魚が泳いでいました。釣竿を持っていた私は「おし、休憩がてら釣りでもするか」というと「お、やろうやろう」と友人も乗り気だったので、余っているぶどう虫をエサにフグ釣りをして遊ぶことにしました。

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虫注意

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かわいいです

「海の魚がぶどう虫なんぞ食うんだろうか」と思ったのですが、仕掛けを投入するやいなや大挙して食いついてくるフグ達。餌取り名人のフグにとってはなんでも食の対象のようでした。しかしいかんせん小さいフグなのでうまいこと針がかりせず何匹もオートリリースしましたが、途中でコツを覚えて何匹か釣りあげることに成功。膨れるフグをつついたりしながら大はしゃぎの私たちでしたが、「毒は大丈夫なのか?」と必要以上に毒を怖がる友人もまた面白かったです。

しばらくフグ釣りをして楽しんでいたら昼飯の時間になっていたので移動を再開しました。私は昼飯はときわ館で食べようと思っていたのですが、友人は新潟住みの住人から教えてもらった「初」という寿司屋に行きたいようで一悶着ありましたが、なんだかんだでときわ館に行くことに決定。350号線を少し戻り、ときわ館を発見しました。

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ここは事前に調べたところ、穴場的な店で量が多く味もよしという評判が結構あったので気になっていた店でした。なんでも定食の量が値段の割に相当多いらしい。そういう店が私は好きなのです。

店の表に今日の日替わり定食が書いてあり、それが肉じゃが定食だったので少し嫌な予感がしながらも入店。魚が食べたかった私は「日替わり定食は肉じゃがだが、通常メニューに魚の定食はあるだろう」と思っていたのですが、メニューを見てみると魚系の通常メニューがありませんでした。
「(魚の定食が)ないぞ・・・」とぼそりと呟く友人。「ああ・・・」と返答する私ですが、友人に対して非常にきまずい状況です。「とりあえず店員さんに(魚の定食があるか)聞いてみよう」とささやく友人にまかせて聞いてもらったところ、鱈があるから鱈の定食ならできますと店員さん。しかし私も友人もあまり鱈の気分ではなかったので「店員さんに謝って、店を出ることにしよう」と決め、店員さんに深々と頭を下げて店を後にさせてもらいました。それなのにとても愛想のよかった店員さんには本当に申し訳なかったです。ときわ館さん、その節は本当に申し訳ありませんでした。

ときわ館を出たあと「ちゃんと調べないからぁ」と友人に軽く怒られた私ですが、それでも少し嬉しそうな友人の心には、「初」に行ける嬉しさがあったのでしょう。ときわ館での食事が無しになったからには、そこに行くしかないのですから。
「初」まではそこまで遠くもなかったので、ちょっとのツーリングの後に到着しました。

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少し道をそれるとこんな風景になる佐渡

お店の駐車場に原付をとめていざ入店。回ってない寿司屋に行くのは本当に久しぶり(自分の金で行ったのは初めて)だったのでちょっと不安でしたが、ランチタイムということでランチメニューがあって安心しました。私と友人は同じ1000円くらいのメニューを注文し、待つ事しばし、寿司が運ばれてきました。

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店内

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昼飯

写真右のところてんのようなものは、佐渡の郷土料理のいごねりという代物。女将さんいわく「うちの自家製なんですよ。醤油をかけて食べてくださいね」ということだったので醤油を少しかけて食べてみると、見た目通り海藻入りのところてんといった感じ。しかしところてんよりも少し味があり、中々美味しかったです。
肉料理の前にサラダを食べるがごとくいごねりを平らげると、お次はメインの寿司をいただくことに。最初に何を食べたか忘れましたが、最初に思ったのが「うまい!」という単純な感想の次に「普通の寿司屋の寿司は冷たくないんだ!」といい歳して初めて知った驚きの感想でした。なんせ回らない寿司屋の寿司を食べたのは出前を除いて(おそらく)なかったもので、聞こえは悪いですが握りたての寿司は少しぬるいものなんだということを初めて知りました。その温度がまた非常に心地よく美味しかった。前日のまるいしの寿司も十分美味しかったのですが、さすがにこちらの方が舌触りも味も上回っていました。しかも1000円くらいでこの量が出てきたので、それも有り難かったです。全部美味しかった。

全てを平らげ支払いを済ませたら、大将が「外の原付、お客さんの?」と聞いてきました。寿司屋の大将というのはあまり気さくなイメージがなかったので、気軽に話しかけてきた大将にに少し好感度アップしながら「そうですよ〜」と答えると「◯◯(私が住んでる区)からここまで!?」と驚いた様子でした。原付で旅行をしていると結構それが話の種になるんですが、大将もまた原付で来たことに驚いて話しかけてくれたのでした。
「はるばるやってきました。でも原付で来る人も少しはいるんじゃないですか?」と聞くと「大型のバイクで来る人はいるけど原付ははじめてだなぁ〜」と笑っていました。確かに島内で原付に乗る人をこれまでに見ていません。「初」に原付でやってきた初めての旅行者ということで少し嬉しくなりながら少し雑談をした後「じゃあ同じ天然記念物どうし、トキもちゃんと見て行ってくださいね」と大将に天然記念物として認定され、笑顔で見送ってもらいました。大将も女将さんも面白くて良い人でした。

店の目の前は海だったこともあり、そこでちょっと遊んで行くことにした私たち。海はやっぱり透明で非常に綺麗。佐渡は良いところです。

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初の目の前の海

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実際はこの写真ほど暗くはないです

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とっても綺麗

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砂浜もフカフカしていて気持ちいい

海の透明度と砂浜のフカフカさを思う存分楽しんだ後はさらに相川の中心部へ飲食店を探しにいきました。寿司はとても美味しかったのですが、さすがにお腹がすいていた大の男二人を満腹にできるほどの量はなかったので、どこかで何か食べようと言うことになったのでした。

ちょっと走ると相川の警察署があったので、それを通り過ぎると商店街があったので、そこらへんを適当に走っていたら素敵なカフェを見つけました。

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商店街

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商店街を抜けたところ。良い町並みです

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とても風格のある整骨院

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そして突然現れたカフェ

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田舎町に似合わぬカフェがそこにはありました。というか、カフェというより喫茶店と言ったほうがよさそうな感じですが、とにかくこういう喫茶店に弱い私は「ここしかない!」と勝手に心の中で決めたのでした。近くに蕎麦屋もあったのですが、友人が「俺はどこでもいいよ」とこういう場合には非常にありがたい言葉を放ってくれたのでこのお店に決定。カトレアという名前の喫茶店でした。

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店内はとてもお洒落で落ち着いた雰囲気。先客が二人いましたが、やはりというかなんというか、二人ともご老人でした。失礼ですがこんな素敵な喫茶店が佐渡の相川にあったとは驚きました。我が家の近くにあったら常連になってしまいそうです。

席に着いたら優しそうなおばあちゃんが水を持ってきてくれたので、私はオムライス、友人はナポリタンを注文。メニューも喫茶店らしくてとても良い。後から入ってきたおばあちゃんと先客のおじいちゃんが楽しそうに話していたりして、それもまた良い雰囲気でした。地元の人たちの憩いの場になっているお店のようです。

海から出たあと足に砂がついたまま入店してしまった事を気にしている友人をよそに、案外すぐ注文の品が運ばれてきました。

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コーンスープ付き!

ナポリタンもオムライスもおふくろの味といった素朴な、喫茶店らしい感じでしたがなんだか妙に美味しかった。友人のナポリタンもしっかりとケチャップの味がついていて食がすすみます。「うまいねぇ」と懐かしさを噛み締めているような響きで喋る友人に同意しつつあっという間に完食してしまいました。こんなクラシカルな喫茶店に出会えるとは、佐渡はまだまだ奥が深いようです。

店を出たのは14時半ごろ。次はこの日メインの(最後の)プランである二ツ岩大明神に行きます。
以前書いた、佐渡に来た目的の一つに団三郎親分に挨拶をするというのがありましたが、この団三郎というのは狸の名前。佐渡の狸の総大将である団三郎は、日本三名狸の一角に数えられる有名な狸なのです。その団三郎狸を祀っているのがこの二ツ岩大明神という神社で、妖怪好きの私としては佐渡に来たからには是非ともお参りしに行きたい神社なのでした。

カトレアから細い道をナビ通りに進んで大きな31号線にでて少し行くと、なんの看板も案内も出ていない二ツ岩大明神に続く道があるのでその道を進みます。ナビがなかったら絶対わからないような場所でした。

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こんな道

途中少しだけ民家があったりするのですが基本的には鬱蒼とした寂しい道です。途中道沿いにかなり古ぼけた鳥居があったのでここかと思ったのですが、横には(たしか)参道近道みたいなことが書いてあったので違いました。というか道もほとんど獣道のようになっていて道として機能してなさそうでしたが。
その鳥居よりもう少し奥に進むと赤い鳥居が見えました。二ツ岩大明神に到着です。

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立派ですが怪しげな雰囲気

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鳥居の隣には小さな駐車場があるのですが当然駐車している車は無し。なのでそこに駐車させてもらい参道へ進みます。どういうところに行くか伝えてなかった友人は少し驚いていましたが、彼もこういうところは嫌いじゃないようです。

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沢山の鳥居

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伏見稲荷のごとく沢山の鳥居が並んでいますが、斜めに倒れかかってる鳥居が多く見られました。雰囲気は抜群ですが、佐渡で厚く信仰されているという親分の神社にしてはちょっと荒れすぎな気も。最初の鳥居の横の案内板に「毎月12日が縁日」と書かれていましたが、今でもそれは行われているのでしょうか。しかしとにかくこの雰囲気に私のテンションは上がりっぱなし。友人は途中カマキリを捕まえて喜んでいます。
そしてさらに進むと

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ちょっと大きめの祠がありました

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本殿の一部が崩壊しているようです

内部の人形達は何を意味しているのでしょうか。何やら古めかしい感じですがどうやら参拝者や管理者はしっかりいる様子です。とりあえず友人と手を合わせ更に奥に進むのですが、この奥には本来お籠り堂と呼ばれるお堂があったのですが、そのお堂は数年前に火災によって焼失してしまいました。そのことは事前に知っていたのですが、やはり残念でなりませんね。写真は撮っていませんが、もう綺麗になくなっていました。信者の方達からしてもお籠り堂がなくなるのは悲しいことでしょうし、私も一度は入ってみたかったです。あとそれに関連して、そのお籠り堂が信者さんが祈るための場所である他に、神事の前に行われるお籠りの場としても使われていたのか気になります。

まぁそれはされおき、そのお籠り堂跡地から更に進むと本殿がありました。友人と言葉すくなに進みます。

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真っ赤な鳥居

この鳥居からは坂になっていて、その奥に本殿がありました。曇りの日だからか怪しさが際立っている感じですが、晴れていたら結構清々しそうな場所かもしれません。しかし良い立地です。いかにも親分が住んでいそうな。

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なんだかすごい所に建てられています。本当に屋根の一部が崩壊していました。

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建っている場所的に、崩壊してもしょうがない感じはあります

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内部

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ぶれています

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本殿内に入り更に無口になる私たち。なんだか重厚な空気が漂っていました。中には千羽鶴が沢山掛けられ、全体的に新しめな物が多い印象。信者さんが祈願のために持ってくるのでしょうか、それらが本殿内に色彩を与えている様が美しいです。ちょっと物置っぽくなってしまっているのはいろんな意味で残念でしたが。
それにしても親分が住んでいた岩穴に祠を建てた神社だというだけあって、窓の反対側は岩がむき出しの斜面なんですね。面白い作りだし、親分の存在を感じられるような場所です。友人も「凄いなぁ」などと漏らしながら、お互い思い思いに観察していました。

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小さな鳥居

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本殿の一番奥

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猫がいるようです

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入り口側

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ここに祀られているようです

狭い本殿内なのである程度色々見させてもらってからお参りをしました。以前からずっと来たかった場所だったので念入りにお参り(と言ってもただの自己紹介ですが)して、佐渡のメインプランである親分への挨拶を終えたのでした。友人もここの雰囲気に感じるところがあったらしく、結構満足してくれたようで良かったです。来て良かった二ッ岩大明神。願わくば、死ぬまでに一度ここに初詣をしに再訪したいと思いました。

親分への挨拶も済んでこの日の予定はもう無くなったということで、あとは宿へ向かうのみ。宿へは大して距離もないので30分かからないくらいで到着です。道路沿いの海側に民宿たきもとは建っていました。

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到着!

外観はまさに民宿といった感じ。しかしこの宿の目の前にはプライベートビーチが見えていて眺めは抜群です。
「あそこがビーチじゃないか!?」と次第にテンションが高くなっていくのを感じましたがとりあえずチェックインをすまさなければなりません。ということでいざ中へ。

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入ってすぐ

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玄関横のまったりスペース

中に入って「すいませ〜ん」と声をかけると女将さんであるおばあちゃんがでてきてくれました。優しくて気さくな、とても感じの良いおばあちゃんで、まるで息子に接するかのように話しかけてくれました。宿帳に記名したあとすぐに部屋に案内してくれて、ひとまず少しだけ休憩です。

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フロント横の階段をあがったところ

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廊下

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洗面所

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トイレも綺麗

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部屋。実際はこんな暗くありません

宿の中はとても綺麗。古いようなところは全然なく、掃除もしっかりされているキレイ民宿でした。部屋もまた言わずもがなです。広さも十分にあって二人でも全然狭くありません。おまけに窓からの眺めもキレイで言うことなし、と言いたいところですが、窓には網戸がないのでそれが後々ある問題を起こすことに。

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窓からはビーチが見えます

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浴衣・バスタオル・フェイスタオル・歯磨き完備!

窓からビーチを見た私はもういてもたってもいられず「おし、ビーチ行こうぜ!」と意気込み、必要な道具を持って友人とビーチへ向かいました。宿を出て海側には少しばかりの木々が茂っていますが、通路があるのでそこを通ってビーチまで降りていけるようになっています。私は原付から必要な荷物を出し、友人は先に向かいました。
少しばかり草が茂っている坂を下って行くと噂のプライベートビーチに到着。真に素晴らしいところでありました。

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こんな道を行くと

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そこにはプライベートビーチ!

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美しいです

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本当にあったプライベートビーチ!本当にたきもとから以外はアクセスできないっぽいところなので当然誰もいません。海は当然キレイで景色も素晴らしい。こんなところを宿泊者だけで独占できるなんて本当に贅沢です。夏のお盆の時期なんかはどんな感じになっているのか、容易に想像できますね。

海はしばらくは浅く、底は砂地ではなく岩で面白い海藻がびっしり。友人は先に入水して海の中をじっくり見ながら移動しています。実はこのプライベートビーチではタコ捕りができるということで、宿ではタコ獲りを教えてくれるサービスなんかもあるのですが、私たちはとりあえず素手で捕まえようということで、友人はそのタコを必死に探している最中なのでした。私もワクワクしながらすぐに荷物を降ろし入水。「タコいた?」「いねぇな〜」などと声を掛け合いながら、透き通った水の中を凝視しながらタコ探し開始です。

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海藻が多く、岩場なため滑ることもないです

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ウミウシなんかも結構いました。カワイイ

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タコを探す友人

タコはいないものかと必死に探していたら、「いた!タコいた!」と叫ぶ友人。「捕って!早く!」というと「捕ってくれ!」と何故か自分で捕ろうとしないので急いで現場へ駆けつけると、海藻の中で何やらうごめく物体が。保護色となってかなりわかりづらいですがそこにはまぎれもないタコがいました。早速掴もうと思い手を伸ばすと、少し触れただけでするすると海藻の奥深くに潜ってしまいどこかへ行ってしまい、一匹目はあえなく逃してしまうという残念な結果に。

友人はタコ獲りに夢中になりながらもタコに触るのは怖いらしく「タコって毒ないの?」と、フグに続いてまたしても毒を妙に怖がる友人。私は「良い大人がタコ程度にビクビクしおって!」などと思いながら「毒なんてないから大丈夫だよ」と笑っていましたが、後々調べたらタコ(捕ろうとしていた真蛸)にも毒があったことを知って、心の中で友人に「半端な知識で知ったかしてごめんなさい」と謝罪しておきました。

その後も捜索活動を継続していると、何か水鉄砲でも撃ったかのように水がピュっと足元に飛んできたので飛んできた方を見てみると、タコが岩場から顔を少し覗かせてこちらを見ていました。「さてはヤツが・・・」と思いながらタコに接近し、岩の奥に潜ろうとするタコをむんずと捕まえて岩から引き剥がし、タコの捕獲に成功しました。

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手のひらサイズのたこ

遠くにいた友人に「タコ獲ったぞ!」と叫びながら店に行くと「おお、すごい!」と喜ぶ友人。私も初めてのタコ捕獲に興奮気味です。手のひらサイズのタコはプニプニしていてとってもカワイイ。息をするたびに頭が膨らんだりするのも見ていて飽きません。生きているタコをまじまじと見る機会なんてそうないので思う存分観察させてもらいました。しかし、水をかけようなどと思わなければ捕らえられることもなかったものを。そんな勇敢なタコは、浜に落ちていたカゴ罠の中に入れておくことにしました。

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ちょっとの隙間からでも脱出を試みようとするタコ

その後更に一匹を追加してカゴの中に入れたらやや満足したので、次は岩礁のあたりを散策です。岩礁には普通に歩いて渡れるので散策も楽チンです。

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海藻がいっぱい!

岩礁と岩礁の間は結構深めに抉れていて、小魚もちらほら。更に岩礁の先からの海は結構な深さになっているのですが、これがまた非常に透明度が高いため底まで丸見えです。こんなところに来られたんだから、もう泳ぐしかないと決めた私。友人は朝から海パンみたいなパンツを履いていたのでいいのですが、私は佐渡で海水浴しようと思っていたくせに海パンは持ってきていなかったので、上は着ていたシャツのままで、下はボクサーパンツという変態のような格好で泳ぐことにしました。まぁ元よりそういう格好で泳ぐつもりでしたが、ここは誰もいないので好都合です。
しかし実際は向こうの崖の上にホテルが建っていて、部屋からはこのビーチが見える感じに建っていたので、一応岩礁に隠れながらパンツを脱ぎ、そんな格好を友人に笑われながらもいざ入水!実に10数年ぶりくらいの海水浴です。

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着水する瞬間の友人

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友人は泳ぎが得意なようです

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「イヤホーゥ!」と叫びながら海に飛び込む友人ですが、そんな友人をよそに若干びびる私がそこにいました。なんせ海に入るのは10数年ぶりで、しかも泳ぎが大してうまくない私の胸には、抑えがたいワクワク感と溺れることへの不安が入り混じっていたのでした。
「きもちい〜!」と泳ぎながら陸に上がった友人に「溺れたら頼むぞ!」と情けないお願いをして意を決して飛び込む私。岩礁の間の溝は深くて足もつかないぐらいですが、本当に久しぶりの海のしょっぱさと良い感じにぬるい海水がきもち良く、物凄く開放的に気分になって泳ぐことができました。しかし久しぶりの海水浴なので、若干マジになって泳いで陸にあがりました。

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パンツ姿で陸にあがろうともがく私

この一飛びで少し慣れた私は、その後頭から飛び込んだりしてる友人と一緒に場所を移しつつ何度も飛び込んでは、その度に大笑いしたり叫びながら飛び込んだりして最高の時間を過ごしたのでした。こんな美しい海を独り占めして泳げるなんて、多分一人の旅行ではここまで楽しめなかったでしょう。友人と来られた事を凄く幸運に思いました。

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とにかく何度も飛び込みました

一通り泳いだら満足感と共に少し疲れてきたので海水浴はひとまず終了しました。3〜40分は飛び込んでいたでしょうか、叫んだりしながら飛び込んでたらさすがに疲れますね。ですがかなり気持ちの良い疲れでした。久しぶりの海水浴が佐渡で良かったと本気で思いつつ、まだ時間はあるのでびしょ濡れのまま再びタコ獲りを再開しました。

とりあえずタオルで頭なんぞを拭きながらタコが入っている罠に近づいていくと、先に行っていた友人が「タコが一匹逃げた!」と悲痛な叫びをあげました。どうやらほんのちょっと空いていた隙間から逃げたようで捜索するも見つからず、その後更に最後に捉えたもう一匹にも逃げられる始末で、最終的には一匹だけの成果を手に宿に戻ったのでした。

タコを手に宿に戻ると、戻ってきた私たちを見ておばあちゃんが足拭き用のタオルを用意してくれました。
「外がなんか騒がしいな〜と思ったらお兄ちゃん達が遊んでたんだね、よ〜く声が響いてたよ」と面白そうに言うおばあちゃん。私たちの声がビーチ中に響き渡っていたようです。ご主人もニコニコしてました。
「沢山飛び込んできたよ〜、凄い楽しかったです」と言うと「そっか、良かった良かった」と本当に嬉しそうに言ってくれました。本当に優しいおばあちゃん。
しかし「タコも三匹とったけど二匹逃げられちゃった」と言ったら「ばかだねぇ〜、ちょっとの隙間から逃げちゃうんだから」と言われましたが、その「ばかだねぇ〜」がなんとも温かく感じたのを覚えています。
その捕ってきたタコは茹でて夕食に出してくれるとのことで私たちも大喜び。おばあちゃんは素手で綺麗にタコを獲ってきた事に少し驚いていました。素手でタコを獲ろうとして引っ張ると大体足が何本か獲れてしまうらしいです。

おばあちゃんにタコを渡すと「もう風呂に入れるから入ってきなさい。服も洗濯できるからこっちおいで」と洗濯機のある場所まで案内してくれました。正直濡れた服をどうするかはあんまり考えてなかったので洗濯機を使えるのはありがたかったです。やはりビーチで泳ぐ人のために洗濯機を使えるようにしているのでしょう。とりあえずシャツは洗濯機の中に入れ、下はタオルを巻いた状態のまま部屋まで戻って、浴衣などを持って風呂場へ向かいました。

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一階を奥の方に行くとちょっとしたスペースがあります。共同で使える冷蔵庫もありました

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ソファあり。壁には色々貼ってあり

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ここを訪れた漫画家さんのサインも。どちらも知っている漫画家さんですが、右の方は・・・。

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その部屋から下に降りると

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正面が風呂。左側が洗濯機置き場です

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洗剤も使わせてくれました
洗濯機も使えて冷蔵庫も使えるなんてありがたい事この上ないですね。早速洗濯機を稼働させて友人と共に風呂場に直行です。

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脱衣所

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風呂から出た後急いで撮った写真なのでだらしない感じです

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ドライヤーもあります

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風呂

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桶はやっぱりケロリン

疲れていたし潮でベタベタしていたのですぐさまシャワーで体を洗って風呂にはいりました。風呂に入ると思わず大きな声で「ウァ〜」などと声が漏れてしまいましたが誰もいないので問題なし。1日の疲れがふっとぶくらい気持ち良かったです。窓は半分から下がすりガラスになっていたので外は見えませんが、浴槽も程々に深いので浸かりがいがありました。友人とひとしきりビーチでの出来事なんかを話してたらいい感じに温まってきたので、風呂から出る事にしました。

夕食は(たしか)6時からだったのでまだ少し時間があるということで自由時間ということに。
友人は寝っころがり、私は窓を開けて風をあびながらぼーっとしていました。

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部屋でのんびり

夕食は一階の大広間でとるので、ちょうど6時になったくらいに大広間へ向かいました。

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夕食

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獲ったタコ

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ご飯や味噌汁

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ぶれていますが、サザエの刺身なんかもありました

大広間は、畳の部屋にもかかわらず椅子とテーブルで食事をとる様になっていました。テーブルの上には美味しそうな夕食。なかなか量がありました。タコは「写真撮っときたいだろうと思って」と茹でたそのまんまの状態で出してくれましたが後で切ってくれました。自分で獲ったタコをすぐに食べられるなんて滅多にないので嬉しい心遣いです。
さて、食レポもあまり得意ではないので簡潔に書きますが、全部美味しかったです。サザエの刺身も初めて食べましたがコリコリして甘みもあり、鍋はあさりの酒蒸し風鍋といった感じで汁まで美味しく頂けました。またまた甲殻類アレルギーの友人からアサリやエビ、サザエを頂戴し、ありがたいことこの上なし。獲れたてのタコは身がプリプリしていて普段買っているものとはやはり全然違いました。美味しいタコでございました。そして途中で茶碗蒸しがでてきたのですが、この茶碗蒸しがまた半熟の黄身が入っていたりして「どうやって作ってるんだ?」と友人と不思議がりながらもガツガツ食べました(茶碗蒸し、かなり美味いです)。

そんなこんなで、隣にいた他の宿泊客のおじいさん二人(工事関係の仕事で一週間くらい泊まっているらしい)と話したりしつつ楽しい食事は終了。味噌汁とご飯は食べ放題なので、結構満腹になりました。

おばあちゃんにごちそうさまを言って「美味かったなぁ〜」などと言いながら部屋に戻ると、先に入った友人が「おい!部屋に虫が!」と叫んだので私も急いで部屋に入ると、そこには部屋の電気の周りを飛び回る無数の虫達がいました。よくよく見えると畳のそこかしこにも小さな虫がウロウロしていて、「なんで!?」と辺りを見回したら、風呂に入った後の休憩時から窓をずっと開けっ放しにしていたので、そこから虫が大量に進軍してきたのでした。
「なんで開けっ放しにするんだよ、閉めとけよ〜」と大正論を言う友人と共にティッシュで虫を潰していたのですが、ちょっと潰したくないサイズの虫もいたり、なにより一匹一匹潰していたのでは埒があかないので友人が宿の人に掃除機を借りてきて吸い取るという一大イベントとなってしまいました。

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必死に虫を吸い取る友人

ちょっと大きめの虫はつまんで外に放り投げたりを繰り返しようやく事態は収まり、疲れた私たちは少し休憩し、ロビーでテレビを見ていた女将さん、ご主人と一緒にテレビを見ながら話したりした後相川の街中にあるセーブオンまで夜食の買い出しに行きました。帰ってきてからは友人とふざけたり変なゲームをしながら就寝しました。私は次の日の早朝に渓流釣りに行くというとても楽しみにしていたプランがあったので少し早めに寝ました。

翌日は4時30ごろに起床し色々と準備をして、少し空が白んできてから出発しました。

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早朝の道は楽しい。少し雨が降ったようでした

少し濡れた道路をひた走ること30分ほどで目星をつけていた川に到着。雨が降ったためか少し濁っていましたが、水の勢いはそこまででもなさそうだったので海に流れ込んでいるあたりから遡上していきました。

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少し登ったところで良さそうなポイントがあったので竿を出してみると、さっそく何やらアタリが。立て続けにカジカやハヤが釣れ、三投目でちょっと大きめのアタリがあったので抜き上げてみると佐渡での初ヤマメでした。以下ぶれてる画像が続きます。

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22・3センチくらいでしょうか、綺麗なヤマメです

「こんな海から100mも来てないようなところで釣れるのかよ・・・」と驚愕したのと同時に、あっさり佐渡のヤマメが釣れてしまったことにも驚きました。佐渡はかつて渓流釣りの聖地のような存在として認知されていた時期があったようですが、それもうなづけるというものです。
一匹釣れて調子づいた私はそこから更に川を遡上していき、ところどころでチビヤマメやカジカを釣って行きました。カジカが結構釣れるのが嬉しかった私ですが、さすがに持ち帰ろうとは思わなかったのでリリース。その後やや深くなって流れと奥行きのあるエリアで竿を振ると、同じ場所で2匹のヤマメをゲットしました。

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こんな場所で

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ヤマメが釣れました

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立派な魚体です

どちらも23~5センチといったところでしょうか、良い引きで楽しませてくれました。一匹釣れた時は「もうここではつれないかな」と思いましたが、案外早く2匹目がかかって嬉しかったです。ここまでの釣行で一時間半もたってないくらいですが、ここぞと思った場所では大抵ヤマメがかかるので(写真に撮った以外にもちょっと小さめのがかかったりしてました)私的には大満足。こんなに簡単に釣れてしまうとは思ってなかったので、佐渡の渓流の力をみたといった感じでした。ハヤもいることはいるのですが大して多くもなく、とても釣りやすい環境が二重丸です。釣果はヤマメ三匹となりました。
しかし宿の朝食の時間もあるのでこれ以上遡上するのはあきらめ、崖を登って原付をとめた場所まで戻ることにしました。ここからもっと川を登っていたらどんな風になっていてイワナなんかも釣れたりするのかとても気になりましたが、それは次回佐渡に来た時のための楽しみに取っておくことにしようと思います。

宿に戻ると駐車場で出て行く車を見送っているおばあちゃん(女将さん)がいたので「ただいま〜、ヤマメが三匹釣れたよ、楽しかった〜」と言うと「楽しかったぁ〜、あぁ〜よかったよかった」と嬉しそうに言ってくれました。このおばあちゃんはお客が楽しんでいるのが本当に嬉しいようで、とても良い顔で喜んでくれるのがこちらとしてもとても嬉しいです。
中に入るとおばあちゃんがご主人に「ヤマメが3匹釣れたってよ」と伝えると「そりゃ大漁だ、ははは」と笑うご主人。良い宿だなぁ〜としみじみ思いました。

部屋に戻ると友人はちゃんと起きていて「お前が起きた音で目が覚めて、それからあんま眠れなかった」とちょっと寝不足気味のようでしたがそんなことより朝食です。二人で大広間へ行きました。

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朝食

朝食も十分な量で、ちゃんと郷土料理のいごねりも出てきました。朝から刺身というのも嬉しい。しかし何よりわかめご飯がとても美味しく、他のお客さんも結構おかわりしているくらいでした。私も友人も朝食の内容に大満足でした。

朝食が終わると最後にもう一度ビーチへ。今度は残ったぶどう虫で海釣りをしようという計画です。昨日いなかった赤いカニがウロウロしている草地を抜けて、岩礁から釣りを開始するも結局何も釣れず。なので二日連続でタコ獲りをしたのですが、昨日とうってかわって中々みつからない。途中でバシャーンという音がしたので振り返ると、タイの寝釈迦のような格好で転んでいた友人がいたりと楽しいイベントもありましたが、結局タコが見つかったのはそれから数十分後の一匹だけ。「いたいた!」という声と共に駆け寄る私。もはや獲るのは私の役目と決まっていたのでした。

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岩の隙間に入り込んだタコをひきずりだしている私

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そして捕獲

岩の隙間に入り込んでいたタコを手を突っ込んで引きずり出そうとするのですが、タコも吸盤で岩にくっついていて、しかも私を逆に引きずり込んでこようとするので大苦戦でした。手のひらサイズのタコのくせに力がかなり強いので中々外にでてきてくれません。なので友人に枝を拾ってきてもらい、枝を隙間にねじ込んでグイグイとタコをこちら側に押すと徐々にこちら側に出てきたので、そこでガッチリ捕獲して無事戦闘終了となりました。友人はやっぱりタコを持とうとしないので、私がそのまま手に持ってタコに噛まれながらも(これが結構痛い)宿まで持って行きました(後で調べたところ、マダコの唾液には毒があるようで、噛まれると結構危ないことになるようでしたがなんともありませんでした)。

タコはおばあちゃん達へのお土産として持って行きましたが「茹でてあげるから今夜の宿の人に渡して夕食に出してもらえ」ということで、逆にお土産にしてもらいました。そしてまたしても素手で綺麗に捕まえてきたことに驚いていました。

その後部屋に戻って支度を整え、フロントで精算をしてしばらくおばあちゃんや息子さんと雑談。その内容をまとめると
・結構一人旅の女の子も多い
・タコ獲り目当ての客も多い
・本来はタコのだまし漁という方法(赤い布でタコをおびき寄せて、かぎ針で引っ掛けて釣る)で獲る
・赤いものが好きなタコは、浅瀬を赤いサンダルなどで歩いていると足にひっついてきたりするらしい
・おばあちゃんはタコ獲りも釣りも苦手で、全然釣れないらしい
・おばあちゃんは小木や宿根木(佐渡の港町)の景観が大好きで、昔は小木あたりの民宿の人たちとの交流もあったが今はないらしい

などなど、他にも色々楽しい話を聞かせてもらった後、私たちは宿を後にしました。息子さんは外まで見送りに来てくれたりととても親切で、息子さん達に心からお礼をしてこの日の目的地に向かいました。


※民宿たきもとは冷蔵庫あり、洗濯機あり、そして美味しい料理に優しいご主人と女将さんと息子さん、更にプライベートビーチまであるという、私の中では結構なハイレベル民宿という印象のとても素晴らしい宿でした。特にビーチは本当に楽しかったです。佐渡に来たらまた利用したいと思います。

民宿たきもと:一泊二食付き 7756円
民宿たきもと