湯ノ花温泉出発
8月らしいカンカン照りの日差し。
農作業をしている人以外の人影が見えない湯ノ花の集落。
真っ赤な太陽を背負ってるような熱気を背中に感じながら温泉街に別れを告げて、今日はこれから北へ北へとと向かっていく。
途中までは以前も通った道だけど、その後は全く知らない道。
その道中水くみやら温泉やら色々寄りたいところもあるし、今日もワクワクすることがいっぱいだ。
というかあまりに夏らしい南会津の風景は、ただそれだけで自然にテンションが上がってくる。
昨日はとんでもない雨にやられまくったからか、その反動でいつも以上に体が青空と熱気を求めている気がする。
ちょっとでも止まるとすぐに汗がでてくるような暑さだけど、今は逆にそれが最高に夏って感じがして心はかなり爽快だ。
道沿いにある地元で頼りにされてそうなヤマザキは店舗の脇に郷土土産的なものも売ってて魅力的だけど、今は走っているのが気持ち良いからそのままスーッと走り抜ける。
今日の宿もそこまで距離があるわけじゃないんだけど、なんか今はとにかく走ってるのが楽しいんだ。
ここは鮎釣りやら魚のつかみ取りやらで賑わう公園らしく、前回来た時は釣りをしている人をちょっと確認しただけで去ってしまった記憶があるけど、どうやらここは直売所やらおしゃれなカフェなんかもあったりするらしい。
ここで一杯のコーヒーでも飲んでゆっくりした時間を楽しもうと思って再びやってきたわけだけど、さて今日はどうだろうか。
それでカフェはというとこちらは場所がよくわからず(そんなに探してもいないけど)、周りに人の気配もないから「まぁしょうがないか」ということで、なんの成果もなくその場を去ることに。
ネットで調べた感じカフェはテラス席で凄い良さそうだっただけにちょっと残念。
檜枝岐村は前々から温泉と歌舞伎目当てで行きたい行きたいと思ってるんだけど、歌舞伎が行われる日を狙って行くのも難しいから、今回もまたこの丁字路を右へと曲がることになる。
ちょっと前に檜枝岐から新潟へ抜ける352号ルートで旅を考えたことがあるけどたしか二輪車は途中から通行不可のようで、通行できたら最悪歌舞伎がやってなくても旅の計画に組み込もうかと思うんだけども。
というわけで今回は丁字路を左折し、側を流れる伊南川に沿った道を走っていく。
ここらへんも道幅は広くなく、横目に清流がキラキラ輝いていて凄く好きな道だ。
そんな道をしばらく走るとぽつりぽつりと民家が見え始め、次第に町の様相を呈してくる。
前回入った赤岩温泉がある、古町という地区に到着だ。
昨日いろいろ調べていたらこの古町に道の駅なんかに品を卸してる和菓子屋があるということで、今日の夜食を買うためにぜひ寄っていこうと決めていた。
その和菓子屋の行く目印となるのがこのわかまつや。この脇道を入っていくと一本奥の路地にそのお店はあるはずだ。
阿久津製菓の和菓子
周囲は民家だらけの長閑な路地にたたずむ、いかにも歴史がありそうな和菓子屋さん。
ここは多分和菓子屋というよりは工場直売のような感じなんだろうな。製菓所って書いてあるし。
まぁいずれにしてもお店はやってるわけだし、すぐそばにバイクを駐めていざ店内へ。
入ると愛想の良い40代くらいのおじさんが「いらっしゃいませ〜」と挨拶してくれた。
入り口の右側には棚が置かれ、そこに数は多くないものの色んな種類の和菓子が置かれている。
正面はすぐに工房になっていて、少し薄暗い工房内でまさに今作業中の店主が挨拶をしてくれたのだった。
素朴な工房の風景を見ていると、こんなところで育ったことはないのにどこか懐かしくて温かい雰囲気が感じられて、なんだかとても居心地がいい。外から聞こえる蝉の声も凄くマッチしてる。
とりあえずどれを買おうかと棚を見ると、おじさんは手を止めて「今あるのはこの辺で〜」とそれぞれ簡単に説明してくれた。
「道の駅とかに置いてるのは3本指ってやつです」
その3本指なる品を見てみるとなにやら今まで見たことない変わった形をした柔らかそうな和菓子があったが、後で聞いたところによると最後に3本指でキュッと形を作るからそういう名前らしい。
一番売れる有名な品らしいので、まずこれは購入決定だ(美味しそうだし)。
その他にも黒糖羊羹や茶饅頭などなど、素朴ながらも美味しそうな和菓子が色々並んでいるのでしばらく悩んでいると、おじさんが話しかけてきてくれた。
おじ「バイクだと結構暑いんじゃないですか?走ってても熱風があたって」
一瞬「なんでバイクで来たと分かったんだ?」と思ったけど、多分今私が手にはめているサイクルグローブを見てそう思ったんだろう。いや、というか普通にエンジン音が聞こえてたか。めちゃくちゃ静かだし。
しかしまぁそんなおじさんの声掛けがきっかけで雑談が始まった。
ただ結構長く喋ったのでまとめると
・そこの川(伊南川)は鮎も釣れるけどヤマメもイワナも釣れて、時折スーパーヤマメという大ヤマメも釣れるらしい。
・ここらへんは釣りをする時にアシナガバチの幼虫を餌にするらしく、「巣を落としたらダッシュで逃げて、ハチがいなくなったらひろいに行くんですよ」とのこと。
・湯の花温泉で宿泊を断られまくったという話の流れで
「ここらへんの民宿もやめちゃったところがあって。「お客さんからコロナをもらっちゃうからやめて」って孫に言われたからやめたところもありますよ。」
「ここらへんは外国人も観光客も来ないですし」と少し残念そうだった。
こう箇条書きで書くとなんとも味気ないけど、終始おじさんは柔らかい雰囲気で楽しそうに話してくれて、しかも聞かせてくれるお話も面白いからすっかり長話してしまった。
しかしコロナ禍とかでやめちゃった民宿があるというのは残念だ。
ここらへんは何件か民宿があって、どこがやめちゃったのかはわからないけどチェックしてる宿もあるので少し残念だな。
確かにここらへんまで外国人は来そうにないけど、ほどほどに買うものには困らなそうで、それでいてあたりは高い建物もない長閑な田舎町って感じで私は好きなんだけど。
でもここに一度も泊まったことがない私が言うのも変な話か。ただスーパーヤマメの存在もプラスされたことで、次は必ず泊まりに来たいと思ったけども。
その後なんとなく「ここらへんで釣り餌売ってるとこ知りませんか?」と聞いたら、売ってる可能性があるお店をわざわざ観光マップに書いてくれたり、3本指を購入したら「休憩の時にでも」と落雁を2つおまけに持たせてくれたりと最後まで親切で優しい阿久津製菓のおじさん。
購入後はしっかりお礼をして、もうちょっと話をしたい気持ちを抑えて出発した。
北上 そして湧き水へ
前はあっつい炎天下の中、露天風呂でまっ茶色の湯に入りながらぼ〜っと空を眺めてたな〜。
でも今日はこのあと入る予定のところがあるから、ちょっと後ろ髪ひかれたけどスルー。
ちなみにこの先に世にも珍しい町の電気屋さんが営む里の湯という日帰り入浴施設があるんだけど、こちらは興味津々なれど12時からの営業ということで行けず。。
情報によると素泊まりもできるようで、絶対に泊まりたい場所の一つ。
赤岩荘をすぎて民家もまばらになってきたころ、そろそろさすがに喉も乾いてきたし背中もアツアツということで河原で休憩することに決め、近くにあった自販機でコヒーを買って川に降りることに。
夏の休憩はやはり河原に限るのだ。
夏らしくボーボーに育った草をかき分け、河原のテトラポッドに座ってのアイスコーヒー休憩。
川下を見ると多分竿の長さからして鮎釣り中の2人が、川の真ん中に立ちながら魚が掛かるのをまっている。
本当にジリジリと音が聞こえてきそうな暑さのなか釣り人もよく頑張ってるもんだ。
私もこれからまだまだ続くツーリングに備えて、ちょびちょび飲み物を補給しないとな。
しかし夏の川は本当に魅力的。
さすが南会津ということでここらへんでもトマトはたくさん売っている模様。
見た感じまだ青いけど、これは時間が立つと赤く熟すので無問題。
でも直売所だったら赤くなってから売って欲しいと思っちゃうけど、そこんとこどうなんだろ。
さっき言ってた電気屋さん経営の里の湯を抜けるとここからは初めての道。何があるかわからないから、ここからの道はこれまで以上にワクワクしてる。
前はその手前で右に曲がって会津田島方面に言ったけど、今日目指すのはさらに北、只見川方面だ。
北へ走ると若干道路の両脇に木々が茂ってきたけど、そこを抜けると再び閑散としたのどかな小規模集落が登場。
その中に周囲と若干不釣り合いな大型施設、トマト選果場があったのでちょっとよってみることにする。
ここは小さいながら野菜も豊富でその他の品も売ってるから楽しいな。
でもやっぱりトマトはまだ青いものばかり。ちゃんと赤くて2〜3個くらい入ってるのがあったら買いたい気持ちもあるんだけどなぁ。
というわけで結構惹かれるものがあったものの、今回も何も買わず先に進む。
相変わらずポツポツと建物が並ぶすこぶる抜けが良い道を走っていると、徐々に建物も増え始めて南郷スキー場なる大看板が建てられた十字路にやってきた。
次の目的地はこの十字路を右(南郷スキー場方面)に曲がったところにあるんだけど、その前に寄るべきところがあるからまずはそっちへ。もうすぐそこだし。
さっき阿久津製菓所のおじさんに「ここらへんで釣り餌売ってるとこないですか?」と聞いたところ、この宮川屋を教えてくれたからこうしてやってまいりました。
「売ってるかはわかりませんが、あるとしたら・・・」ということだったから絶対に売ってるわけではないみたいだけど、果たしてどうだろう。
売っていることを祈りながらいざ入店。
店内はいかにも地元客向けのお店っぽい感じでなんだか雑然としていて薄暗いけど、それがそこはかとなくいい感じ。こういう生活感みたいなの大好き。
しかし店内を回っても餌が売ってるっぽいところはなく、最後にお店の人に聞いてみたけどやっぱり餌は売ってない模様。残念、だけどこればっかりはしょうがない。仕入れてもそんなに売れないだろうし。
まぁ他のところで買えるところもあろうと気を取り直してさっきの十字路を曲がる。
本来ならさらに北へ向かうはずのところをなぜ東に向かうかというと、おそらくこっち方面に冷湖の霊泉なる湧き水にたどり着くための道があるからだ。
ここらへんにはポツポツ湧き水ポイントがあるけど、冷湖の霊泉はそのうちの一つ。この名前、すごく惹かれるものがある。
こっちの道は途中から通行止めになってるようだけど、おそらくそのポイントより手前に脇道があって、そこを進んでいけば湧き水にたどり着くはず。
しかし最初のほうこそホテルとかあったものの、すぐに何もない道になったな。
景色のあまり変わらない道をずずっと走っていく。
微妙にガソリンが心配になってきたけどまぁ大丈夫でしょう。この先どんな道かわからないけど、そんなめっちゃ遠いということはないはず。
ここまで一台の車もバイクも見なかったけど、この脇道もまったくなんの気配もなし。
しかし道の両側に木々が生い茂っていてかなり寂しい感じの道だけど、舗装が妙にキレイなところが凄い違和感を覚える。実は案外使われてる道だったりするのかしら。走りやすくていいんだけど、誰もつかてなさそうな道が綺麗だとなんかちょっと怖さも感じるぜ。。
だんだん細くなる道は変わらず舗装が綺麗だけど、よく目を凝らしていても湧き水があるような看板とかは見えてこない。
私もこっちの道が湧き水にたどり着く道だと確信を持って走ってるわけじゃないし、ちょっと不安だ。
ここまでまっすぐな道だったけどしばらく走ると右カーブに行き当たり、カーブ手間に左に曲がる道を発見!しかしそこには通行止めの看板が。
多分場所からしてこの通行止め看板を行けば湧き水方面に行くはず。
でもこの道をどれだけ行ったら着くのかわからないし看板もない。そもそも歩いて行ったとしても通れるのかすらわからない。
試しにちょっと歩いてみたものの、目の前に広がる光景は行く手を阻むかのように生い茂った草木の群れ。これはどうしようもないな・・・。行けないこともないけど色んな意味で怖いし。これは諦めるしかないか。。
ここまで来るのにもう20分くらいかかってるし、往復を考えるとその倍。あのカーブを先に行けばもしかしたらたどり着くかもしれないけど、確実じゃない以上はここらへんで引き返すのが吉でしょう。
残念だけど冷湖の霊泉はまた次の機会にしよう。ここまでの道のりはちょっと楽しかったからそれで良しとする!
只見へ向けて
その後もと来た道を戻って例の十字路を右へ曲がったら、北への行進再会だ。
さっき立ち寄った宮川屋をすぎて、再び民家がなり自然豊かな風景広がる川沿いの道を走っていくとそこはもう只見町。
しかし只見川はまだ少し遠い。途中山道に入って、峠を抜けたらようやく只見川を拝むことができる。
スノーシェッドなんかもあったりする非常に快適で走りやすい道を進んでいくと再び建物が増え始め、あっという間にちょっとした町に入り込んだ。ここをもう少し行ったところで山道に入る通りがあるけど、ちょっとその前に休憩していきたいな。この暑さはバイクにも悪そうだ。
店内に入るとさきほどの宮川屋とは違い、とても綺麗で普通にチェーン店みたいに整っている。品数も豊富で、見たところ地酒なんかもよく取り揃えられてる感じ。
店内をぐるっと一周したところで目的のコーヒーをパッと掴んでレジへ行くと、なんとも穏やかそうなおじさんが対応してくれた。
ただ買い物するだけもつまらないので、なんとなく釣り餌を売ってるところがないか聞いてみる。
おじ「餌ねぇ、イワナとか釣るの?昔はあったけどね〜」
と、今は買っていく釣り人も少なくなって売ってる店はもうないらしい。
私「そこの川は鮎とか釣れるんですか?」
おじ「ん〜、鮎はいるけど今は全然釣れなくなっちゃったね。昔はいっぱいいたんだけど」
私「あぁ、そうなんですね〜。さっき走ってるときに何人か鮎釣りの人見かけましたけど」
おじ「釣り人いた?へぇ〜、でも多分あんま釣れてないだろうね〜」
鮎釣り師を見かけたことを話すとわりと驚いた様子だったから、それほどここらへんは鮎がいなくなっちゃったっぽい。田舎で話を聞くと「昔は鮎がいっぱいいた」とか「昔はうなぎも捕れた」っていう話をよく聞くけど、その時代を知ってる人からしたら寂しいことだろう。私も寂しい。
そんな感じで少し話をしたあと、店の前でアイスコーヒーを飲んで体を冷ましてから出発。店先がちょうどよく日陰になっているからバイクのエンジンも多少は休めたことだろう。
ここからはどれだけの坂があるのかわからない峠道だから、ここで休憩できたのはラッキーだった。
背の低い山の間を蛇のように伸びる田舎道はこれまで以上に素朴でいかにも夏の田舎といった風情。
道の脇を流れる細い川は底がはっきり見えるほどに澄んでいて、釣りをするのに格好のポイントのように見える。
あ〜、川でスイカを冷やして縁側で食べるみたいなステレオタイプな夏を過ごしたいな。そんな風景が似合いう懐かしい田舎って感じがする。
ここは前々からチェックしてたけど、こんないいとこにある宿だったんだな〜。
回りはそれなりに民家もあるし、側を流れてる川は浅いから遊ぶのにうってつけだし。
しかも一人でも泊まれて自炊もできるというのも凄くありがたい。
ぜひ泊まりたいけど、ここはやっぱり誰かと来てこそな感じもするな。
ここを道なりに行くと道が二股に別れている分岐点にやってきた。どうやら左に曲がったら峠方面らしいけど、なんだか右の民家の前になにやら売ってそうな、ちょっとした直売所みたいなところを発見したので行ってみる。
野菜とか売ってるのかと思いきや、近づいてみると売ってるのはキーホルダーにきなこ、そしてきなこ棒という変わった品揃え。
張り紙によると只見はきなこが名産とのことだけど、この直売所を運営してる人がきなこを生産してたりするんだろか。
きなこ棒は好きなんだけど、この暑さだとちょっと食べたい気持ちにならないかな。。興味はあるんだけど、今回はやめときます。
ということでさっきの分かれ道に入ると、そこからはちょっと傾斜がついて、いかにもこれから山に入っていくというような雰囲気。
まったくもって車通りのない道は快適だけど、木々が鬱蒼としていていかんせん眺めはあんまりよくないかな。それでも結構楽しいけど。
登っていくとさすがに眺めも良くなってなかなか楽しい峠道になってきたけど、それも束の間であっという間に下り坂へ。どうやらここはたいして大きな山ではないらしく、傾斜もまったく苦にならなかった。
しかしここを抜けたら只見川が見えてくるはず。そうしたらようやく昼ごはんだ。
しばらく走るとメインの通り、252号線に出た。
山を降りたら只見川が望めるかと思ったけど案外そうでもなく、この252号線を走っていると脇に見えてくるっぽい。
ということは先に昼ごはんが先か。この252号線を左に曲がると目当てにしてるお店があるから、そこでまずは腹ごしらえだ!
ああ、すごくお腹がすいた。。
昼食と眺めの良い温泉
もう今更言うまでもないけどやっぱり夏の昼食はラーメンにかぎる。なぜなら塩っけ脂っけが汗をかきまくった体にとんでもなく沁みるから。
本当に営業しててくれて良かったぜ!早速中へ入ろう!
昼時から少しはずれていたためか店内は空いていて、空調が効いた空間にテレビの音がゆったり響いている。
おそらく店長のおじさんは凄く愛想がよく、にこやかにお水を持ってきてくれたタイミングで名物だというしおバラチャーシューメン(ゴロチャー麺)を注文した。
待ち時間にこの後のルートをチェックする。
ここから今日の宿まではあと15kmくらいで、今の時間は13時半くらい。かなり順調に来ているから、これから予定しているポイントもしっかり回れそうだ。
宿もいつもは遅くても16時くらいにはつくようにしてるけど、今日はそんなに時間を気にしなくてもいいからまだまだ余裕がある。ここでしっかり昼食をいただいて、これからの活力とさせていただこう!
そんな感じで色々考えていると、お客さんも少ないおかげですぐにラーメンがやってきた!
これは思った以上のゴロッと感!しかも見た目でわかるチャーシューの柔らか感!めちゃくちゃ美味そうです。
というわけでまずスープからいただいてみると、あっさり系ではなく深いコクのある味にちょっと感動。もうこれだけでわかる。このラーメンはかなり美味いと。
麺を食べてみてもちゃんとコシがあって、チャーシューもジューシーかつスープの味を邪魔しない丁度いい味付け。しかもめちゃんこ柔らかい。
ここは観光地によくある観光地価格で適当なラーメンを出すような店ではなく、ちゃんと美味しい、わざわざ来る価値のあるラーメン屋だ。何度も言うけど、、このラーメンは美味いッ!
そんな味なもんだから腹減りも手伝って久々に餓鬼のように食い散らかし、気づけば一瞬でラーメンの丼はからっぽ。そのおかげでかなり顔に汗をかいたけど、気分は大満足だ。ここを選んで本当に良かった。
その後涼しい店内で汗がひくのを待ってからお会計をして退店。
美味しいラーメンを食べたおかげですっかり体力ゲージは満タンだ!
ここらへんは川幅がちょっと狭いみたいね。私が以前見た只見川はもっと太い流れだったから。
でも只見川の怖いところって浅瀬が全然なさそうなところなんだよね。岸に近いとこでもいきなり深くなってそうでそれが怖い。
ここは細めの流れだけど、その点では怖さは一緒かも。
というかなんとなく昼食を食べる前から思ってたけど、只見に入ってから妙に暑いのは絶対気のせいじゃないな。南会津ももちろん暑かったけど、ここはさらに気温が高いというかちょっとジメッとしてるというか。
さっきひょっとこ亭で汗がひくまで居座ってたけど、すで汗をかいてしまっている。
しかし、それもむしろ喜ぶべきこと。なぜなら
南会津とはまた違った田舎らしい走りやすい道をとことこ走るとすぐに見えてきた大塩温泉の案内看板。
ここいらは塩化物・炭酸水素塩温泉が湧いていて温泉宿が数軒あるんだけど、ここはそんな温泉地の中にある唯一の共同浴場。
温泉の質はもちろんそれに加えて眺めも良いらしく、ぜひ入りたいと思ってやってきたのだ。
ちなみに昨日宿の予約をして断られたのはこの地区の宿だけど、こうして温泉だけでも味わうためにはるばるやってきたのです。
それなりの数が停まれそうな駐車場には車の姿はほとんどなく、唯一キャンピングカーが一台停まっているのみ。この人も旅の途中、温泉に入るために寄ったのでしょう。
よし、カンカンに陽が差している駐車場にわずかに存在していた日陰ポイントに原付きを止めて、早速温泉へと向かおうかいっ。
というわけで建物内に入ると外観同様中も真新しくとてもキレイ。
入ってすぐ受付があるかと思いきやきれいな廊下の向こうには下に続く階段があり、降りきったところでようやく受付というちょっと変わった構造だ。
受付には穏やかそうなおばあちゃんが横向きに座っていて、向こうにあるテレビをのんびり眺めてるみたいだった。他にお客さんの気配はなく、なんとものんびりとした時間が流れている。
そんなおばちゃんに「こんにちは〜、大人一人でお願いします」と言うと、「いらっしゃいませ〜。外は暑いでしょ?ここのお湯はすんごい気持ちいいんだから、ゆっくり浸かっていってください」と、見た目通りの優しい柔らかな口調で対応してくれた。
どうやらさっきまで他のお客さんが一人入ってたみたいだけど、その人もあがって今はもう貸し切り状態という感じらしい。
これはめちゃくちゃ良いタイミングだ。噂の眺めと温泉を十分堪能しようじゃない!
貴重品はロッカーに入れてお客さんで管理してくださいとのことだったけど、残念ながらリュックは入らなかったので受付のおばちゃんのところに戻って「これ入らなかったんでここに置いといていいですか?」とお願いしてみると、「はいはい、大丈夫ですよ〜。置いといてくださいね」と快く受付の脇に置かせてくれた。
まぁ持ってかれることなんてないだろうけど、念には念をということで。
しかしあのおばあちゃん、やっぱりいい感じだなぁ。
ではリュックも置けたのでさっさと服を脱いでいざ浴室へ!一体どんな温泉が待っているのか!
入った瞬間温かい湯気がモワッ・・・・ということはなく、代わりに金っ気のある匂いが浴室に充満している。それに加えて床が褐色に染まっているところを見ると、ここいらの温泉は鉄分豊富な温泉らしい。これは髪がキシキシするぞっ。
いきなり露天風呂に行きたい気持ちを抑えてまずシャワーで体を洗うわけだけど、いざシャワーを出してみると勢いが凄い。私一人しかいないというのもあるかもしれないけど、これほどの勢いのあるシャワーが出る共同浴場ははじめてかも。汗をかきまくった体には最高に効く!
なるほど、川に至る傾斜地に建ってたから入ってすぐ階段があったわけか。
しかしこの雄大な眺めは素晴らしいな。
一見静まり返って流れもないように見える只見川はその色からかなり深いことが伺えて相変わらず怖さもあるけど、こうして見ているとなんとも心が落ち着く感じがしてくるから不思議だ。
この景色を見ながら温泉に浸かってたら、あっという間に時間がたっちゃうだろうなぁ。
そんな穏やかな時間を一時でも味わうべく、早速目的の温泉に浸かってみる。
若干警戒しながら足先をチャポンと入れてみると意外にお湯はぬるく、この暑い夏に入るにはかなり適温っぽい。
すっかり安心して全身浸かってみると、温度は体温よりもちょっとあったかいくらいでこれは相当に気持ち良いぬる湯!浴感も鉄分豊富な温泉らしくどこかキュッと引き締まったような感じがあって、それでも肌には優しくまとわりついてくるような心地よい泉質。
それに加えて眼の前に広がる木々と川の緑、そして川面を吹き抜ける爽やかな風。ここはとんでもない時間泥棒温泉かもしれない。。
そんなこんなで大体40分くらい浸かってただろうか。その間誰もお客さんが来ることはなく、当然のぼせるわけもなく、ただただこの夏を噛み締めながらお湯に浸かっていた。
でもさすがにそろそろ出発しないと時間的に厳しくなってしまいそうなので、ここいらで泣く泣く温泉からあがることに。
そしてこんなに良い温泉だからこそ強く思う。やはりここらへんの宿に泊まれなかったのは残念至極であると。。
脱衣所を出てリュックを預ってくれていたおばあちゃんに一言お礼を言った後は、さすがに喉が乾いていたので小さめの休憩所で軽く休んでいくことに。
ちょっとここは殺人的に居心地が良いな。今ここには私とおばあちゃんだけで、二人してのんびりテレビを見てるっていうシチュエーションもめちゃくちゃイイ。ここで何も気にせず昼寝できたらどんなに幸せなことでしょう。そんな夏の一日があったらどれだけ素敵なことか。
でもさすがに今は昼寝しているほどの時間はないから、冷たいアイスコーヒーを飲み終えて、しばらくテレビを見てから重い腰をあげて出発することに。
最後におばあちゃんに「良いお湯でした〜」と挨拶すると「また来てくださいね〜」と優しく返してくれた。これだけでもう十分。
さて、気を引き締めて旅の続きに向かうとしようかッ。
天然の炭酸水
次に向かうはあの共同浴場からほど近いところにある、世にも珍しい天然の炭酸水が汲めるポイントだ。
そこから更に進めばもう一箇所炭酸水が汲めるところがあるみたいだけど、一度に全部回ってしまっては次回の楽しみがなくなっちゃうから、今回は一箇所のみ。
共同浴場から道なりに進むと、5分とかからずに到着した。
と思いきや、よく見てみるとここは汲み場からちょっと離れた駐車場のようで、奥へ行くとまた駐車場があるみたいだから小道を曲がって看板通りに進んでいく。
水汲み場は案外木々が多い山の麓にあるようで、駐車場もさっきのとことは違って自然が多いところにあった。
車は多少駐車してある程度で、特に混んでる様子もなし。というわけで原付きをはしっこに駐めて水汲み場に向かう。
水汲み場といってもザブザブ湧水が流れる複数のパイプとかがあるわけじゃなく、見えてきたのは小さな神社の手水舎のようなものと、左手にある井戸だった。
井戸の上は金網とアクリル板で塞がれているけど、その一部が開くようになっていて水を汲むことができるようになっている。ただし注意書きによると、中は酸素濃度が低くなっていて危険だから気をつけてね、ということらしい。もしかして昔意識を失って落ちた人とかいたのかも。。
ここも前から興味があって、一体どれくらいの炭酸っぷりなんだろうとずっと気になっていた。
それがまさしく今実現するということで手ですくって飲んでみると、そこらへんで買えるような炭酸水とは違ってそこはかとなく味がある水。
そして肝心の炭酸はというと、思ったより強めではあったもののやっぱり売り物のような強さはなく、10回くらい開け締めしたコーラのような、気が抜ける寸前って感じの強さだ。
でも天然でこれだけの炭酸が味わえるっていうのとなんか味がするっていうのがレア感があって美味しく感じられる。というか普通に美味しい水だこれは。
ただ残念なことに水筒に炭酸水はダメみたいなので、水を汲むことはせずにここで腹いっぱい飲んでいくことにしようッ。
宿へ向かって
そんなこんなで個人的に今日の目玉だった大塩温泉と炭酸湧き水をしっかり堪能できたので、あとはもう宿へと向かうのみ。
これからはもう特に寄り道ポイントもないから、あとはこの252号線を戻るようにして道なりに行くだけだ。
この252号線も車通りが少なくて、あたりはのんびりした田舎の風景が広がっている、とても走りやすい道。今日は良い道ばっかり走ってるな。
時間もまぁ余裕があるからゆったりゆったり走ってたけど、全然停まるような場面もないから結構すぐに宿近くまで来てしまった。
体力もあり余ってるしまだまだ走っていたいところだけど、それはまぁ宿にチェックインしてからにしようか。
前に来た時は右の道(400号線)を通ってここに出てきたんだよな。今回はこの道を逆に行くというわけだ。
この会津川口の町も人通りは少ないものの宿とかパン屋さんとかあったりして探索しがいがありそうだけど、それもあとで時間があったらかなぁ。
道を曲がると趣のある石垣と木造建築が並ぶ雰囲気の良い風景が広がっていて、そんな道をブゥーンと登っていくと丁字路に出る。
ここを曲がって道なりにいくと釣り人には有名な沼沢湖に出るけど、私が今日泊まる宿はそのずっと手前。というかもう目の前に見えてるけど、この道を曲がってすぐのところに今日の宿がある。もうほとんど到着したようなもんだ!
なるほど、こんなちょっと小高いところにある宿だったか。これは凄く眺めが良さそうな気がする。
しかし何よりもこの木造の田舎らしい建物が凄くいいな!今日ここに泊まれると思うとめちゃくちゃワクワクするッ。
とりあえずどこに駐めたらいいかよくわからなかったから宿前のはしっこに駐めて荷物の準備をしていると、道の下からおじさんが小走りでやってきて「〜〜さんですか?」と一声。どうやら宿のご主人らしい。
「はい、そうです〜」と答えると「車庫にバイク入れといてください。雨が降ったら濡れちゃうから」とのことで、ちょっと下ったところにある車庫に案内してくれた。
とても雨が降りそうな天気には見えないけど、山は天候が変わりやすいしな。というかどちらにしても、ご主人の温かい心遣いに感謝です。
宿に入るとご主人に「どうぞどうぞ〜」と促され、まずはもろもろの説明をしてくれた。
食事場所は入って左側にあるらしく、風呂は反対の右側の扉を抜けて、通路を歩いていくとあるらしい。
宿泊客に女性がいる場合は扉の前に札、というか小さな暖簾みたいなものをかけるみたいだけど、「まぁ今日は男ばかりだから」ということでなにもしなくていいらしい。
う〜ん、ご主人も自然な感じの対応で話しやすいし、建物も昔ながらのおうちって感じで凄く良いなぁここ。
ひととおり説明が終わるといよいよお部屋へ。
今日の部屋は一番奥(上の画像の右奥)の部屋で、すぐ近くに洗面所がある便利な場所のようだ。
部屋は一人には十分な広さに加えて、とても清潔に保たれているので居心地◎!
角部屋だから、窓手前の障子を開けると周囲を広く眺めることができて開放感もある。
エアコンもあるし、廊下には冷水も熱湯も出るサーバーが用意されていてめちゃくちゃありがたいぜ。なんかすっごい落ち着きます、ここは。
ご主人のもろもろの説明が終わった後、ここでも再び「ここらへんで釣り餌売ってるとこないですか?」と聞いてみると、「う〜ん、あるかなぁ。下の〜〜ってところはあるかなぁ。ちょっと聞いてみましょうか?」といって電話をかけるため退室していった。
見たところ他に従業員の方はいなさそうだから色々忙しいだろうに、ご主人の親切心に感謝しかない。
ご主人を待っている間に荷物をまとめて、外の景色を眺めながらストレッチ。
まだまだ元気なつもりだったけど、宿について身も心も安心するととたんに疲労めいたものが感じられるな。おまけに少し眠気まで襲ってくるもんだからこれは気が抜けない。ここで眠ってしまってはあまりにもったいなさすぎる。
そうしているとご主人が戻ってきたけれど、残念ながら心当たりがあるお店には餌は売ってなかったようだった。やっぱり小さな村とか町では餌は売ってないか。地元の釣り人はドバミミズとか自分で採って釣りするだろうし、これはしょうがない。
さらにご主人いわく「川はブヨにやられますよ」ということらしいので、ここはおとなしく諦めよう。
その後ご主人にお礼を言った後は、まだ夕食まで時間があるのでまず宿の予約作業。
今回はもういろいろ面倒くさいから明後日の宿も一緒に予約することにして、まずお目当ての一軒目に電話をするとなんともすんなり予約成功。優しそうなおばさんが、「はい、大丈夫ですよ〜」と快く対応してくれた。
続いて二軒目。ここはある理由で絶対泊まりたい宿だったので少しドキドキしながら電話をすると、なんとこちらもあっさり予約が完了した。厳しいかな〜と思ってたけど、空き部屋の確認なんかをする様子もなく即答でOKだったので、よほど空きがあるんだろう。意外だけどすんなり予約できてヨカッタヨカッタ。
そうこうしているとご主人がドアの向こうから「お風呂入りましたよ〜」となんとも家庭的な声掛けをしてくれたけど、私はこれからちょっと外出する予定なので、風呂はそれから帰ってきてからにさせてもらおう。
大志集落と道の駅
これから向かうところはさっきの会津川口駅からもほど近いところにある大志集落というところ。
話によるとここは鉄道ファンが只見線を撮影するための超有名ポイントらしく、川のほとりの集落の近くを只見線が通るとき、それはそれは絵になるんだとか。
私も撮影チャンスに恵まれたらぜひ狙ってみたいけど、どちらかというと私は集落内の雰囲気が気になっている。
宿に来る前にも川のほとりの集落を見たけど、集落内からはどんな景色が望めるのか、それも楽しみだ。
これはまた凄いところというか、良い雰囲気の景色にすっぽり収まった集落だ。
しかしやっぱり増水が起きたら怖そうだと思ってしまう。けど美しい。。
少し日が落ちてきて集落は日陰になってるから寂しい感じもちょっと強め。
集落内の民家は昔ながらの歴史がありそうな木造家屋が多く、多少勾配もあるから石垣もそこかしこに見られる。石垣からは切りそろえられた緑が伸び、ところどころにある小規模な畑では綺麗に野菜が植えられていて、人の姿が見えない集落内にも人の生活がしっかり感じられる。
パッと見た感じ、ここはまったく観光地化されていない普通の素敵な集落だ。
なるほど、川沿いはこんな感じで川岸にアクセスできるようになってるんだなぁ。
というかこの景色の抜け感、なんかの映画のワンシーンとかで使えそうなくらい良い絵じゃないか。
誰が置いたか知らないけど、ポツンと向こう岸を見つめてる椅子がものすごく味わい深いし。
多分この景色をぼんやり見つめるのが好きなおじいさんとかがいるんだろうな。
いやこれは思いがけずすごく良いものを見せてもらった。ここの人たちはこういう景色の中で毎日を過ごしてるんだな。ここで過ごしてたら老化が都会にいるより倍くらい遅くなりそうな気がする。
ここはこれまで見てきた景色とはまた違ったノスタルジーがあるな。来てよかった、本当に。
さて、それじゃ大志集落探訪も終わったことだし、最後に近くの道の駅に寄って宿に戻るとしようかな。
ここは前来た時に例の天然炭酸水を買った記憶があるな。
今回は特に何かを買おうということもないんだけど、道の駅好きとしてはやっぱり寄らなきゃいけないからこうしてやってきました。
なるほど、説明を見てみるとこれは赤かぼちゃと言ってここらへんの特産品らしい。
値段も1000円以下のものはなくそれなりにいいお値段。これは全く知らなかったな。来てよかった。
その後店内をぐるっと見て回ったけど特にめぼしいものはなく、やっぱり何も買わずにそのまま退店。
というわけなんで、さて、宿に帰りますか。
そんなこんなでちょっとふらっとしつつも宿へ帰還。
中に入るとご主人は夕食の用意でせかせかと行ったり来たりしている。そのせわしない感じがなんとなく生活感があって好きだけど大変そうだ。働き者のご主人に挨拶をして部屋に戻った。
宿でまったり風呂と夕食
まだ他のお客さんは誰もいないから、早いうちに貸切風呂を堪能させてもらうとしよう。
途中温泉に入ったけど、やっぱり宿で入る風呂というのは色々落ち着いて入れるから趣が違う。
いやしかし脱衣所は広いしキレイだし、おまけに扇風機にマッサージチェアと嬉しいものが揃いに揃っていてイイところだな〜。CDとコンポがあるのもなんか懐かしい感じ。風呂上がりはマッサージチェアで決まりだね!
奥は露天風呂的なものかと思ったけど物置のようになっている。
しかし風呂場は思ったよりもおしゃれというか、古びた感じのないキレイな風呂場だ。母屋(といっていいのかわからないけど)は外観どおりの感じだったけど、こういう設備は新しくしてるんだろうな。きっとトイレなんかも新しいんだろう。
というわけでささっと体を洗い、湯蓋(これが結構重い)をどけてサボンと一気に湯の中へ。
こんなしっかりした設備なんで湯音もばっちり適温で、浴槽が広いから足をグンを伸ばせて一気に力が抜けてく感じ。静かな風呂場に「うぅ〜」といううめき声とチャポチャポお湯の音だけがひびいて、あまりに静かで平和な空気にすっかり心が落ち着いてしまった。
ここは温泉じゃないけど、こりゃ十分に気持ちが良いぜ。。ブラックシリカというのはそれはそれで何か効果があるみたいだし、やっぱり宿の風呂っていうのは一日の疲れが吹っ飛ぶ感じがして最高ですねっ。
外に出てみるともう夕日は沈みかけ、これからまさに逢魔が時といった風情。
今日もずっと走り続けてた分、こういう夕方の静けさは胸にしみるなぁ。これだから夏の旅は最高なんだ。
夜は夜でまた出かける用事があるし、そこでもきっと素敵な時間を過ごせることでしょう。
その後部屋に戻ってテレビを見ながらダラダラしていると、ちょうど18時半にドアの向こうから「夕食の人部ができました〜」とお声がかかったので食堂へと向かう。
ご主人いわく工事関係者の方たちはもう少し後に食べ始めるらしく、まずは私からということらしい。もしかしたら一人の私に気を使ってくれたのかもしれないけど、広々とした食堂に私一人というのも悪くない。
ご主人の話によると鮎は天然物であるがゆえに今回は小さいものしか手に入らなかったので、その分二匹ということらしい。焼いた後に揚げてるから頭まで食べられると言ってた。なるほど、だからちょっとテカテカしてるのか。というか焼いて揚げるってちょっと珍しい気がする。これは楽しみだ。
ご主人は相変わらず忙しそうだけど、そんな中少しだけ雑談をさせてもらったあとにようやく夕食に手を付ける。
まずお楽しみの鮎だけど、焼いたうえに揚げてもいるからちょっとパサついたりしてるんじゃと思ってたけど、全然そんなこともなくむしろジューシーで身もフワッフワ。頭からいったけどなんの苦もなく食べられる。まだ若鮎だからというのもあるだろうけど、骨なんてまったく気にならないし塩加減もいいからとにかくうまい!焼いて揚げるっていうのは、私も家で真似してみよう。
続いてのナスの煮浸しは素朴な味付けだけどダシが効いててご飯によく合うな。ナスの煮浸し大好き人間だからこれおかわりしたい。
モツはまぁ当然ご飯に合うんだけど、これもまた味がよし。フライ系はちょっと冷めてたけどこれも美味しいし、全てにおいてちゃんと作ってくれてるな〜って感じがして良い夕食だ。私の場合おかずだけではちょっと満腹には届かないけど、味噌汁とご飯はおかわりできるからなんも問題ない。一泊の値段を考えると十分良い夕食ではないだろうか。
そうしてウマウマ食べ始めて残りはもう少しってなったあたりで工事関係者の方たちがやってきた。
みんなそれぞれの席が決まってるらしく、皆慣れた感じで着席していく。
見てみるとおじいさんから若者まで年齢層は幅広いけど、やはり多いのは40代から上って感じだろうか。皆さん今日一日頑張って働いてきたから、ビールを頼んでいるときの笑顔がイキイキしている。
こういう環境で食べるのは初めてだけど、これはこれで悪くないな。ただまぁあんまり部外者が混ざってるのも気になるだろうから、私はさっさと退散することにしよう。
というわけで無事夕食を食べ終えたところでご主人に「ごちそうさまでした〜」と声をかけて、満腹になった体をロビーのソファに預けてコーヒーをいただく。
食堂ではワイワイ盛り上がるわけでもなく、かといって黙っているわけでもない程よい温度感で食事を楽しんでる音が聞こえてくる。ご主人はやっぱり忙しそうにキッチンと食堂を行き来していて、そんな程よい環境音を聞きながらソファでまったりするのも悪くない。
しかしそう思ったのもつかの間、ちびちびコーヒーを飲んでいたら突然「ガコン!」という音とともに一気に室内が暗くなった。一部光がついてるところもあるけど、あたりは一気に薄暗〜くなってしまった。
するとすぐにご主人がこっちに走ってきて、ソファーの背の上の方にあるブレーカーを直し始めた。
「どうしてここで落ちちゃうかな〜」というご主人に笑いながら聞いてみると、どうやらブレーカーが落ちることはよくあることらしく、なるほど他のお客さんもまったく動じてない様子なのでやはり慣れっこなのだろう。
「すいませんね〜」って言いながらブレーカーを直すご主人はなんだか愛嬌が感じられてほっこり。宿の明かりはすぐに復旧したのだった。
夜の八町温泉
宿は温泉じゃないんだけど、ありがたいことにすぐ近くには24時間やってる共同浴場があったりする。
その名も八町温泉共同浴場。近くには宿もあれば日帰り入浴できる施設もあるんだけど、24時間入れるのは共同浴場だけ。
実は以前もここを訪れたことがあって、そのときは川向うにある玉梨温泉共同浴場というところに入ったんだけど、そのときはこっちの八町温泉はあんまり認識してなかったような気がする。というわけで今回は以前入らなかったこの八町温泉にやってきたわけだ。
宿からはくら〜い道を虫にアタックされながら走ってきたわけだけど、ほど近いところにある温泉地だからすぐに到着。小さな駐車場もあったから、はしっこに駐めて川沿いの下り坂を進んでいく。
場所も場所だから誰もいないだろうと思ってたけど、坂の先にたった今あがったところらしいおばあさんを発見した。向こうも私に気づいてるだろうけど、周りは暗いから怖がらせないように明るく声をかける。
私「こんばんは〜。今って誰か入られてますか?」
おば「うちの主人が入ってますけどもう出てきますよ。ゆっくりしていってください」
と、わりとちょうどいいタイミングで来ることができたらしい。
おばあさんは特に怖がったり驚いたりする様子もなく、にこやかに応じてくれて良かった。
おばあさんにお礼を言って
ワクワクしながら入口前まで行くと、ちょうどその時ガラッとご主人が出てきて「おっ!」っと驚かせてしまった。というか私もちょっと驚いた。
主人「お〜にっくりした(笑)」
私「ど〜もすいません」
主人「もうこれから貸し切りだからごゆっくり。入り終わったら電気消しといてください・・・ってわかるかな?」
ご主人は地元の人らしく、私が始めてきた人間だということを察して電気の消し方やら色々教えてくれた。
主人「今ちょっと熱いと思うけど、もしあれだったらあの黒いホースを・・・」
私「黒いホース?」
主人「あぁ、じゃあやってあげようか」
と親切にもなにかをやってくれようとしているご主人を見ていると、奥の黒いホースが入っている塩ビ管をもう一つの塩ビ管に入れ替えた。すると浴槽中央から流れ出ていた源泉は止まり、左側から流れ込んでいる源泉だけが浴槽に注がれている、というかたちとなった。
主人「左のほうが3〜4度低いから、ちょっと入りやすくなると思うよ」
そう言うとご主人は「じゃ、ごゆっくり」といってほがらかに去っていった。なんという心温まる親切心。温泉に入る前にすっかり心がほっこりしちまったぜ。
そんなご主人に別れを告げ、それでは早速脱衣所へ。ここを貸し切り状態なんて嬉しいな〜。
入って正面には源泉注ぎ口と支援者(と言っていいのかわからないけど)の名前が書かれた札がずらり。床から建物の半分までが石造りでそこからは上は木造りという風情たっぷりの重厚感ある共同浴場だ。
ご主人が「今ちょっと熱いと思う」と言っていただけあって建物内はなかなかに温かい湯気で包まれている。香りは若干鉄臭い。まぁ床を見れば明らかなんだけど、ここも鉄分豊富な温泉みたい。
さらに情報によると炭酸成分も豊富みたいで、私が今日寄ってきた温泉と炭酸水をぎゅっと一つにまとめたような温泉っぽい。そういえば川向の共同浴場も鉄分豊富な茶色い温泉だった。でも、ここは向こうとは源泉が違うんだろうな。
宿で風呂は入ったんでここはかけ湯だけ。というか共同浴場だからもちろんソープ類なんてないんだけども。
鉄分で変色した桶で湯をすくって膝にかけると、飛び上がるほどではないけどたしかにこれは熱い。。のぼせやすい私ではこれはなかなか厳しいかもしれないぜ。
そんなことを思いながら意を決しておそるおそるゆっくり肩まで浸かってみると、炭酸成分が多いというだけあって毛という毛に小さな泡がくっついている。
お湯はやっぱり熱いけども、それだけ体にジーンと沁みるものがあって一気に体の緊張が抜けていく感じがする。肩まで浸かると鉄っぽい匂いもまた強く感じられるし、なんだか体の外からも中からも健康になれそうな温泉だ。これは気持ちがイイ!
しかしやっぱりたちまちのうちにのぼせそうになったんですぐに撤退したけど、すぐ横には水が出る蛇口があるので、地元民がいないのをいいことに水を全力で投入して、ある程度入れるくらいまでに埋めてから再び湯船に浸かった。
うん、これはいい。でもやっぱ長湯は無理だ。熱い温泉を埋めるというのは想像以上に時間がかかるものだから。。でもすぐに帰るのももったいないから、出たり入ったりを繰り返して適当なところであがったのだった。
いや、ここは思った以上に良い温泉でございました。
宿もそうだけど、ここらへんは山な割にそこまで涼しいわけでもないからうちわを持ってくればよかった。それでもたまに川を吹き抜けていく風の涼やかさはたまらん。それにずっとさらさらと川の音が聞こえてるし、風鈴みたいに感覚的に涼しくなれるっていうのも大事よね。こういうとこって長居したくなるんだよな〜。
その後また虫にアタックされながら宿へ帰還。
ロビーには工事関係者の方々がまったりされてたので、軽く挨拶して部屋に戻った。
夜食を食べて就寝 そして朝風呂へ
いや〜今日はさっきの八町温泉に行ったこともあってか、いろんなポイントを周れて充実した一日だったな。
だからこそというか今からが本当のリラックスタイムというわけだ。もうこれからはどこかに行くようなこともないし、テレビを見たり外を見たりしてゆっくり過ごしたい。
しかし部屋も年季がある感じはするけど、窓の建付けもしっかりしてるし網戸も破れたりしてないから全然虫もいなくて快適だ。まぁ障子を開けといても蛾が来たりしないし、もともと虫が少ないとこなのかもしんないけど。
まぁとにかく快適。寝転んでう〜んと伸びるときは最高の一言でございます。
なるほど、原材料を見てみると小豆に砂糖にもち粉といたってシンプル&素朴。余計ないものは一切なしのストーれと勝負というわけだ。
一番人気ということでどんなもんかと一口食べてみると、ちょっとクニュっとした食感に、原材料通りの素朴で柔らかい甘さが口の中に広がる、めちゃくちゃお茶に合うお菓子だった。
うん、これは一番人気もうなづける。食べてるとなんだか懐かしい感じがしてくるし、じわりと心にしみるものがある。普段添加物入りまくりのお菓子を食べてるせいか、こういうのを食べると心が落ち着く感じがするぜ。いや、うまいっす。
その後外をしばらく眺めてボーっとしていたら眠くなってきたので我慢せず就寝。
暗くなった部屋では外のちょっとした音が心地よく聞こえてきて、すぐに眠りについたのだった。
いや〜、今日も今日とて清々しい天気で良い朝だ。
といってもドア向こうでは工事関係者の方々がドタドタと歯磨きやらをしている音が聞こえてきて静かな朝ではないけど、これはこれでいつもと違って悪くない。なんだか寮で一緒に生活してる仲間たちが大慌てで準備してる感じがして微笑ましい。
とは言っても実際私はなんの関係もない部外者なんで、ドアを開けて皆さんに軽く挨拶をしてそのまままっすぐ風呂場へと向かった。
う〜ん、新鮮な空気に平和な集落の風景、なにもかもが体に優しい。
眠気まなこに柔らかな日差しが沁みるぜ。これからの走行に備えて、しっかり体を起こしてあげないとな。
いやぁ朝もしっかり風呂に入れるからありがたい。しかもまた貸切状態だし。
というか誰かが入った形跡もなさそうだから、工事の人たちは朝風呂に入らないのかもしれないな。
体を洗ってザブンと湯船に入ると昨日と同じく適温の快適風呂。
う〜んと体をのばして一気に脱力すると、なんだか風呂からどんどんパワーを吸収してるような感じでどんどん体が目覚めていく感覚。静かで気持ちよくて、、、これで今日も戦えるぜ!
その後目も体もすっかり覚めて部屋に戻る。
途中宿の中は静かだったから、もう工事の人たちは仕事に行ったのかもしれない。出ていくときに見送りくらいしたかったけど、どうか安全に仕事をしてきて欲しいもんだ。
そんな中私は朝食の時間を待っているわけだけど、昨日言っていた時間(7時半)にはお声がかからず、朝だから色々忙しいんだろうな〜と思っていたら45分くらいにご主人が声をかけに来てくれた。
ようやく腹を満たす時!今日は朝からがっつり食べようかな。
朝食を食べて元気に出発
着席してまず水を飲んでいるとご主人が色々小鉢を持ってきてくれたので、挨拶がてらちょっと話を振ってみる。
私「今日は朝から暑いですね〜」
主人「こんな暑いのなんて今までなかったですよ。お盆終わったらいつも涼しくなるのに」
私「僕昨日湯ノ花温泉あたりから来たんですけど、ここらへん暑いですよね」
主人「今年は新潟が暑いんですよ。それで会津若松も盆地で暑いでしょ。ここは挟まれてるから暑いんですよ」
なるほど、多分いつもは新潟方面はそんなに暑くないけど今年は気温高めだから、新潟の熱と会津盆地の熱に挟まれて只見も暑いってことか。
ご主人がそう言うんだからやっぱり今年というか近年は気候がおかしいのかもな。一昨日のそば屋のご主人も異常気象って言ってたし。
今日はルート的に会津若松に入るからちょっと気合を入れなきゃいけないかもな。前行った時フライパンの上走ってるみたいに暑かったし。
朝食の品数は多すぎず少なすぎず、私的にはちょうどいい感じ。もし足りなくても昨日と同様ご飯と味噌汁は食べ放題だし。というか味噌汁がしじみ汁っていうのがかなり嬉しいぞ。しかもしじみをケチらずたくさん入ってるし。最高です!
そのしじみ汁もちゃんと貝の出汁が出ててうまいし、朝から出汁が効いたものを食べるとなんかこう満足感が違う。ご飯には納豆と迷ったけど結局卵をかけて、テレビを見ながらゆっくり食べ進む。
なんだか宿の朝食って意識しなくてもゆっくり食べちゃんだよな。多分このゆっくりした時間を体も楽しんでいるんだろう。なので体に逆らわずゆっくりゆっくり食べていき、最後にしじみ汁をおかわりして無事完食となった。非常に美味しゅうございました!
その後部屋でだらだらしたり外をちょっと出歩いたりしてたら時間はもう9時半に。
ご主人はその間田んぼで作業したりお客さんと何やら仕事関係っぽい話をしたりして朝から忙しそうだ。
私もこれから忙しくて楽しい一日が始まるから、ちゃんと準備をして朝のだらけモードから旅モードに切り替えて宿を出ないとな。
荷物を背負って玄関でご主人に「お世話になりました〜」と声をかけると、ご主人は「はいどうも〜」と返事をしてすぐに玄関にやってきてくれた。
精算がてら「ここらへんでどっかいいとこありますか?」と聞いてみると、「う〜ん、道の駅くらいかなぁ」とのお返事。とくにここらへんにはこれといったオススメポイントはなさそうだったけど、昨日八町温泉に行ったことを言うと「あそこはいい温泉ですよね〜」と嬉しそうだった。
まぁ今日はこれからすぐ立ち寄りポイントがあるし、そこに寄ることを告げるとご主人は「ああ〜、あそこはいいところですよ」と言っていたので今からとっても楽しみである。
そんなこんなで雑談してから親切なご主人に挨拶をして宿を出ると、外はやっぱりもうすでに鬼のような暑さ。2つの熱気に挟まれた土地の朝はこんなにも暑いのか。。
今日もまた「2泊すればよかった」と思いつつ、それでもワクワクしながら宿を出発したのだった。
今回泊まった民宿朝日屋さん、お風呂は温泉ではないものの民宿らしい民宿で、ご主人も愛想がよく丁寧でとても満足感のある宿でした。
工事の方が泊まられてることが多いからなのか、熱湯も冷水も出るウォーターサーバーがあるかと思えば親切にもインスタントコーヒーの用意もあるし、仕事熱心なご主人のお陰で宿の中もいたってキレイ。記事内では書いてないけど脱衣所のマッサージチェアも二回ほどたっぷり使わせてもらいました。
昔ながらの古民家というのも個人的に凄く好きなポイントです。
ちなみに今回の夕食には鮎が出ましたが、ヒメマスの塩焼きが出ることもあるそうです。
本当に居心地の良い宿なので、ここらへんに来る用事があるときはぜひ候補の一つに入れてみてください。
ネギさん、こんにちは。
只見の方に行かれたんですねー!南会津では青いトマトを食べるみたいですよ。湯の花温泉に泊まった時、青いトマトのニンニク醤油漬けが出ました。漬物ポジでした。
大塩温泉、夏に最高ですよね!私も夏に行ったので長湯しちゃいました。露天風呂ありませんでしたか?女湯だけかな?
あと、炭酸水の井戸は、私が訪れた時(7年前くらい)は井戸が開いたままでしたが、いつだったか落ちて亡くなられた方がいたようで、塞がれたようです。
その先にも炭酸水あったのですが、今はないのかな?井戸の方は金気臭が強くてあまり美味しくなかったのですが、先の方の炭酸水は美味しかったのを覚えています。
またまたいいお宿を見つけましたね!朝日屋さん良さそうです。あの行かれていた亀の湯は混浴でしたか?まだ行ってないから行ってみたいです。
そうそう、3月に板室温泉の水清館に行ってきました!めちゃくちゃよかったです。ご主人と女将さんに三つ指ついて挨拶されて感激しました。食事も美味しかった^_^
おみやげもらいましたよー!飴とチョコとランタンでしたw
女将さんにウチをなんで知ったかと聞かれ、原付で旅する若者のブログで。と答えたら「ネギさんていう?」と言われたので、そうです!って言いました。誰かお客さんから聞いたそうですよ。
まいらーさんお久しぶりです( ^ω^)
南会津と只見あたりはすっかり好きになっちゃったんでまた行きたいですね〜。
というか青いトマトを食べるっていうのは初めて聞きました!郷土料理みたいなものでしょうか。味が気になりますね。。
大塩温泉は眺めも含めて時間さえあればずっと入っていられそうで最高でした!男湯は半露天みたいなものでしたが、女湯だと露天があるんですか?だとしたらかなり羨ましいですね。
すぐ近くの宿では手作りのめちゃくちゃ眺めが良さそうな露天があるんですが、泊まれなかったのは残念でした。
ああ、あの井戸は確かに人が落ちてもおかしくないし、落ちたら絶対出てこれなそうですもんね。。実際に事故があったとは悲しいことですが、あそこまでがっちり蓋がされてたらもう大丈夫でしょうね。
先の炭酸水というのは滝沢の炭酸水ですか?あそこもすごく興味がありつつ次に来るときの楽しみのために寄りませんでしたが、同じ炭酸水でも味に違いがあるんですね(‘ ‘ )次が楽しみです。
朝日屋さん、ご主人も良い人ですし周囲の環境も良くてゆっくりするには最高ですよ!工事関係者の人たちが長く泊まってるようですが、夜にうるさくしてるということもありませんでした。
亀の湯は脱衣所こそカーテンで仕切ることができるものの完全に混浴なので注意です。川向うの玉梨温泉共同浴場は男女別でしたよ。こっちも小さいながら渋くてオススメです。
水清館行かれたんですね!あそこのご主人と女将さんの丁寧さは心にくるものがありますよね(笑)食事も含めて、水清館での一晩を共有できるのは嬉しいです。ちなみに私は壁掛けできる間接照明もらいました(笑)
というかまさか女将さんに私のこと(ブログ)が認知されていたとは!これは嬉しいことですが、まいらーさん含め最低でも2人私のブログを見て足を運んでくれたのも嬉しいです( ^ω^)しかしこういうこともあるんですね〜。
教えてくださってありがとうございます。とても励みになりました。宿にとっても良い感じでプラスになっていればいいのですが(‘ ‘ )
それでは最近次の記事を書き始めたので、もうしばらくお待ち下さい!