2022夏休みの旅 3日目です。 1日目[ 前編 | 後編 ] 2日目
鰍沢でスポット探しへ!
青く澄んだ快晴、今日もまた9月の終わりとは思えないくらい暑くなりそうな予感を抱きつつ山の湯を出発。
まずは山を下る前に、昨日は行かなかった山頂方面へと向かう。そっちには私のチェックリストに入っていたものの、ついに行くことなく閉館となってしまった宿があるのだ。
この鬱蒼とした感じ、そして道のど真ん中に置かれたカラーコーンが閉館したという現実を強く物語っている。閉館したのは2019年ということでまだ最近っちゃ最近だけど、あの山の湯に泊まった今、この源氏の湯はどんな宿だったのか気になるばかり。
さらにこの源氏の湯はこの峠を抜けたところにある温泉宿、白根館の系列ということらしいけど、その白根館もちょっと前から宿泊は受け付けなくなってるからちょっと心配。
そんな風にちょっぴり残念な気持ちにはなったものの、失われた宿をこの目に見ることができたので、いつか復活することを祈って山を下る。
今日はこれから山梨を斜めに横断するような形で移動していくことになって、寄りたいところもそれなりにあるからテンポよくいかなかればならない。なかでも今から行くところは詳しい場所が分かっていないポイントだから、それがどのくらいで見つかるかがカギとなってくる。
そのポイントは2つあって、一つは珍しい屋根付きの橋、そしてもう一つは地元民専用の洗い場。
どちらもどこか面白そうなところはないかと探している時に偶然見つけたものだけど、どちらも詳しい場所がわからず、洗い場に至ってはどんなに探しても写真すら出てこない。私が見つけたのはとあるツイートの動画がきっかけだったけど、そのツイートでも場所は鰍沢とだけしか書かれていなかった。なので手当り次第探すしかない。
残念ながら探すのに夢中で写真をあまり撮っていなかったのでマップを参照。
上のマップが鰍沢の大通りの様子だけど、右でも左でもここから一本逸れると細い路地が細かく伸びていて、そのどこかに洗い場と屋根付き橋があるはず。まずは洗い場だ。
あまりに細い道でも原付きなら通れる・・・・けども排気音が迷惑になりそうだから、そういう道は原付きを押して歩く。ここらへんは完全に歩行者専用のような路地も多くて路地好きの私からしたら相当楽しい場所だけども、しかし洗い場はなかなか見当たらない。私が見た動画の感じでは住宅が並んだ細い路地にいきなりあるような感じだったので、この地区にあるのは間違いないだろうけど。。
しかしながら一向に見つかる気配もないのでここで目標を屋根付き橋に変更し、また大通りへ戻る。
橋だから当然川にあるわけで、それならばさっき鰍沢に入るときに小さな川を越えたからその川沿いだろうと検討はつけていた。
というわけで富士橋西という交差点を川沿いに向かう。民家もあるからなんかありそうな気配がムンムンする。
この地区の感じ自体が既に好きなんだけど私が求めるはあくまで屋根付き橋。
左右に建ち並ぶ民家を横目に、ないかないかと探しながら走ると左手川沿いに建物がなくなったあたりで、何やら川向うに伸びる黒い構造物が目に入った。あれだ、そうに違いない!と一気にテンションがあがって近くまで走っていく。
こりゃかなり嬉しい。まるで宝物を発見したかのような嬉しさ。普段こんな宝探しのようなことしないから新鮮でめちゃくちゃ楽しいっ。
しかしこんな立派で珍しい橋がなんの案内もなくポツンと川沿いに架かってるとは、私のような人のために看板くらい立てておいて欲しいぜ。
場所は上のマップのあたり。
よし、じゃあ橋の向こうには何があるのか行ってみようじゃないの。
橋を渡り終えるとそこは山だけど道は続いている。
目の前には民家のようなものが見えるけど・・・、近づいてみるとどうやら公民館かなにかの建物っぽい。道はまだ続いている。
寂然という言葉がぴったりの古いお堂がそこにはあった。ということはあの屋根付き橋は参道だったということか。蝉の声がうっすら聞こえる静かな谷間に堂々と構える開運堂、これは是非せずにはいられない。とっても良い雰囲気だ。
開運堂ということなので旅の間何か良いことがありますようにと祈ってその場を後にする。
正直ここにもうちょっといたい気はあるんだけど、徐々に上がってきている気温のおかげでこんな大したことない距離を移動しただけでもう汗をかいているので風を浴びて体を冷やしたい。原付に乗って、次は洗い場探しだ。
体の汗が風を浴びてどんどん涼しくなっていく。このまま洗い場を探し当てて、できるようならそこで水でも飲めれば万々歳だ。とりあえずさっき入らなかった路地に適当に入っていこう。
大通りの東側の路地に入るとこちらも道が色んなところに伸びていて、民家も古い平屋と近代的な建物が入り乱れていてなかなか見ごたえがある。でもやっぱり洗い場はない。でも雰囲気的に近くにありそうな感じはする!
そうして30分くらいいろんな路地に入りまくって残りの路地も少なくなってきたころ、再び洗い場がありそうな細い路地を見つけたので原付きを押しながら入っていく。すると道の先にちょっと民家が途絶えてる場所が見えた。まさか・・・あそこかっ!!
ようやく見つけたぞ洗い場!思ったとおり細い路地の途中にあった!その姿も動画で見た通り舟形の独特なもの。もう半端じゃなく嬉しいッス。。
密集した住宅地の中にこんなものが溶け込んでいる風景、かなり面白くてようやく発見できた嬉しさもあってニコニコが止まらない。
この形状から勝手に野菜とかを洗う洗い場だと決めてかかってたけどそれも間違ってなさそうだ。水ももちろんキレイだけど、これは湧き水なのかしら。
私が見た動画にはこの右手に由来が書かれた木板が掲げられていたんだけどどういうわけかなくなっている。ここがどういう謂れのある場所なのか知りたかったけどこれでわからなくなってしまった。誰か利用者がいたら話が聞きたかったけどいないし、これから誰かが来そうな気配もない。残念。。
いやぁ無事探し当てられて良かった。実際来てみると思った以上に面白い場所だった。きっと昔から地元の人に利用されてきた長い歴史のある洗い場なんだろうと思うけど、そんな場所を見つけられたこと、非常に嬉しく思います。
しかしこんな特徴的な場所どっかのブログとかに載っててもよさそうなもんだけど、調べた限りなんの情報もなかったからここを紹介するのは恐らく当ブログが初となることでしょう。とはいえ詳しいことはなんにもわからないから、何かここの情報を知ってる人がいたら教えて下さると助かります。
場所は大体この辺。ストリートビューじゃ確認できないので気になる人は直接行ってみると面白いと思います。
妙法寺へ参拝に
そんなこんなで私が楽しみにしていたスポット探しも無事成功に終わって、気分的には今日のやりたいことの70%は終えた感じで、もう宿に向かってもいいやぐらいの気持ちなんだけどもまだ時間的には早いので次なるスポットへ向かう。それもここからほど近いところなので、そこを見終わったら昼食かな。
富士川町にゆずの里と呼ばれる小室という地区があって、これから行こうとしているのはそこに建つ妙法寺というお寺。
山の麓の集落で、狭いエリアにいくつかお寺があるけども私の目当ては妙法寺のみ。そこで毒消しの護符なるものを頒布されているということで、それを求めての参拝だ。
山の麓だけあって坂が多いけど、立派な大門がある割に観光地っぽくなくのんびりした感じでいい雰囲気。このお店も閉店したものかと思いきや、停車してたらおばあちゃんが入っていって店を開けてたからちゃんと営業してるみたい。ちょっと気になる。
狭い集落なんで散策もすぐに終了。誰にも会わなかったけど、学校があって子供の声が聞こえたのは凄い良かった。ここにもまだ活気があると思わせてくれる。やっぱりイイ雰囲気の集落。
この後は妙法寺に参拝するだけだけど、その前にここでコーヒーでも飲んで休憩してから向かおうか。
妙法寺は落語の演目である「鰍沢」の舞台ということらしく、その中に出てくる毒消しの護符なるものを求めて私もやってきたわけなんだけど、まさかこんなに立派なお寺だったとは思わなかった。
この枯れた色合いの門は相当に歴史が深そうで、高いところにまで貼られた千社札がかつての賑わいを思わせる。
大草鞋に関してはよくわからないけど、健脚祈願ということなんだろか。
境内は広く、正面に本堂がって左手には人工的な池、その向こうに本堂とどこかをつなぐ回廊が長く伸びている。人は私以外おらず、のびのびと参拝できそうだ。
とりあえず回廊が伸びている右手側へ。多分この回廊の先にまたお堂があることでしょう。しかし結構な長さだなこれは。
ここでもお参りをすると脇に「堂内は自由に拝観できます」という旨の札があったので靴を脱いで入ってみると、あの回廊も自由に通っていいらしいということで早速木板を踏み踏み歩いてみる。こういうところをあんまり歩いたことないから楽しいな。
ちなみにこの妙法寺では梅雨の時期にあじさい祭りが催されるようで、その時の様子を描いであろう作品が見られる。ここであじさいが咲き乱れたら相当キレイだろうな。
その後さっきの祖師堂へと戻り、最後はその横にあった(たぶん)庫裡へと向かう。そこで毒消しの護符が頒布されているはずだ。
残念ながらいい感じの写真を撮っていなかったんだけど、堂内は天井が高く、太く立派な柱や梁が見られてかなり重厚な造り。しかしあまりの立派さに少々驚いてあたりをジロジロ見回したけど、住職さんや関係者の方はいなさそうな雰囲気だ。
しばらく観察がてら誰かいないか探していると、奥の階段から一人のおばさんがひょこっと現れた。私には気づいていないようで、何か用事があって出てきたんだろうけどもここぞとばかりに「あ、すいませ〜ん」と一声かけると「あぁ、はいはい」と愛想よく返事してくれた。
護符をいただきに来た旨を伝えると、上の写真の背面にある寺務所へと通してくれた。なんだか色々とグッズがある様子。
私が求めていた毒消しの護符ももちろんあってそれをいただくのは決定だけど、この飴も気になる。
でもおばちゃんにもおすすめされたけど、ちょっとかさばりそうだったので護符だけにしておいた。
なんだか特別感のある護符。これは日蓮上人直伝の毒消し護符らしいので、何かあった時にはこれを飲ませていただこう。中には何やら小さなつぶつぶが入っているけど、その時が来るまで中は見ないようにしておこうかな。
昼食!
というわけで集落を後にし、再び北上を初めながら昼食にありつけそうな場所を探す。
実はさっきスポット探しをしている時にどこか良い飲食店はないかと探していたんだけど、どこも閉まっているところが多かったので、どこでも良いから開いてたら入ろうと原付きを走らせている。できれば中華を食べたい気分なんだけど。
看板を見ると茶居夢というお店らしい。こういうファンシーな感じは結構好きなんだけど、周囲にこういうお店がないもんだから余計に目につく建物だ。きっと美味しい定食が食べられることでしょう。
店内は地元の人とおぼしきお客さん達がワイワイ楽しそうに時を過ごしている。地元に愛されているお店のようだ。
そんな中私の真横にいるお客さんは思いっきりゆるキャンのキャラが描かれた服を着ているので、ここも一昨日馬刺しを買った肉屋と同じく、ゆるキャンキャンペーンの加盟店なのかもしれない。
メニューは色々あったんだけどもとにかく肉が食べたかったので焼肉(和風おろし)定食を注文して、賑わいをBGMに次の場所へのルートをチェックする。
これからようやく山梨をななめに横断するように走っていくわけだけど、途中寄ろうと思っているとある日帰り入浴施設と喫茶店はどうしようかな。なんだかさっき洗い場と橋を見つけたことでかなり心が満足してしまったので、ちょっと寄りたい気持ちが薄くなてしまった。気になる場所ではあるんだけど・・・こういう感覚はちょっと珍しいな。
とか考えていると結構早めに定食が到着した。思ったより量があって美味しそう。
なんだかちょっと洋風な感じが可愛らしく、でも肉はしっかりあって美味しそう。
昨日は山菜ばっかだったもんだから肉に飢えた餓鬼のごとく肉に食らいついた。するとおろしのさっぱりとした味わいが、多少にんにくの効いた肉に絡んで凄く食べごたえがある。禁肉後の肉はやはりウマイ。もう夢中で食べた。
食後はコーヒーゼリーという甘味も出てきて予想以上に満足できる定食だった。
食べてる途中仕事着を着た人たちが入ってきて、店内の混み具合を見て「どうしようか、時間が・・・」なんて相談していたけど、それを見た常連さんが「私達は良いからお兄ちゃん達に先に出してあげて」とお店のおばちゃんに言ってあげる一幕なんかもあって、心も温まるお店だ。ここはとてもイイ。
精算時、どうやらここでもゆるキャンのカードを配ってるようだったのでとりあえずもらっておこうとその旨聞いてみると
おば「あら、お兄さんもカード集めてるの?」
私「いや、僕はたまたま入っただけス。でもアニメはちょっと見たことありますよ」
おば「ああ、そうなのね。このカード貰いにファンの人がよく来てくれるのよ」
と嬉しそうに言っていた。さっき横に座ってたゆるキャンTシャツの人も貰っていってたし、やはりアニメの聖地化がうまくいくと大きな恩恵が得られるんだなぁと再認識。おばちゃんにお礼を言って店を出た。
宿へ向かう!
あのお店の割と近くに珍しいタイプの蕎麦屋さんがあってそこもチェックしてたんだけど、もうお腹も一杯なのでそのまま突っ走る。
まっすぐな道、両脇に広がる爽やかな緑の田んぼ。もしこのバイクが自動運転の自立型で、背もたれに寄りかかって風を浴びながら寝ることができたらどんなに幸せだろうか。そう思うくらいこの景色と陽気は気持ち良い。そのうち本当に眠くなりそう。
うちの近くにこんな道があったら用事がなくてもただ走りに行っちゃうだろうな。こういう道はスピードを出すんじゃなく、美味しい料理を味わうがごとくトロトロ走るに限る。
幸い後ろに車はないし・・・今私は季節外れの夏を存分に味わっている!
そんな中、さっき昼食時に考えていた日帰り入浴施設と喫茶店は、やっぱりあまり寄る気が起こらないので今回はスルーして、そのまま宿に向かうことに決めた。
ちょっと懐かしい甲府駅付近を通過し、塩山方面へ。途中釣具屋やコンビニなんかも寄りつつ、ほとんど走りっぱなしでひたすら宿に向けて走っていく。今日は夜食にフルーツは買えない感じかもな。
ここは結構評判がよく、今日のルート上にあるお店ということで旅の計画段階で行くことを決めていた。店の前には馬刺しはもちろん馬肉ユッケやら馬もつ煮やらバリエーションも豊富でかなり頼もしい。店構えも老舗感があってイイ。
店内は案外狭いんだけれども、肉の種類は沢山。何も決めずに来たら美味しそうなものが多くて迷ってしまいそうだけど、今日の私はもう買うものを決めている。それはタテガミ!
タテガミは私が学生の頃に友人と会津若松まで原付きで行った時に初めて食べて、そのあまりの美味しさに何皿も食べて気持ち悪くなった思い出の品で、しかしそれ以来ほとんど食べる機会がなかった。なので今日こそはという気持ちでやってきたわけなんだけど、そのお目当てのタテガミはいともあっさりと目の前に陳列されている。よし、ようやく食える!
しかも100g750円という安さで、馬刺しも同じくらいの値段。わからないけど、このお店は山梨の中でもかなり安く提供してくれているんじゃなかろうか。私も一も二もなくタテガミ(100g)を購入。もし車で来てたら爆買いしただろうな。それだけは惜しいぜ。
というわけで欲しいものは無事買えたので、その後小さな道の駅に寄ったりもしつつ宿へ一直線。
宿は西沢渓谷へ続く一本道、笛吹川沿いに建っている。
標高が少しずつ上がり、民家や店がまばらになって、あたりも緑が一杯になってきた。
このまままっすぐ行けば三富温泉があって、宿や日帰り温泉もいくつかあるけど、私が泊まる宿はその手前。今まで割と栄えたところを通ってきたのでようやく山間部に入った喜びを味わっていると、右にちょっと大きめの直売所があって、その少し先にある下りの細道が宿に向かう道のようだ。割とわかりやすい。
なんだかわかりにくい写真になっちゃったけど、道は丁字になっていて私は写真右から降りてきた。道はさらに左にまっすぐ伸びているけど、宿はこの橋を渡ったところにあるようなのでそちらへ向かう。
宿到着!
橋を渡ると左右に道がのびていて、宿は左手側にあった。駐車場はイマイチよくわからなかったので、とりあえず空いてるスペースにちんまりと駐めてお待ちかねの宿へと歩を進める!
なんとなく友達に宿の写真を送ると「学校っぽいね」って返ってきたけど、確かに小さな集落にある分校っぽい感じがしなくもない。それにくわえて建物全体から香り立つレトロ臭、これは素晴らしいッ。
なんだか情報量の多いレトロ宿特有の雑多な感じに、色あせた赤いカーペットがこれまでの宿の歴史をさらりと伝えてくれているようだ。これはまさに老舗の安心感。これを求めてやってきたッ。
例によってシーンと静まり返った館内に上がり、受付前で「すいませ〜ん」と声をかけると、すぐに「は〜い」と返事が返ってきて女将さんがやってきた。女将さんは特にニコニコした様子はないけど、親切で優しそうな雰囲気のおばちゃん。促されるまま宿帳に記入すると、すぐに部屋に案内してくれた。
なんだかちょっとだけ入り組んだ感じの館内を女将さんの後についていくと、床に緑のカーペットが敷かれた妙なスペースに出て、そこの一画に部屋があるのだった。
これが建物のどこらへんに当たるのかよくわからないけど、なんだか建て増ししたような感じの不思議なスペース。部屋の戸もなぜか階段を3段あがった微妙な高さのところにあるし、その横には屋上につながってるのだろうか、無骨な長い階段が戸の上まで伸びている。なんか予想外の面白さじゃないの!
冷蔵庫があって、さらに二間つづきの広い部屋。余計なものはなく、窓からの眺めも緑一色でとてもイイ!「お〜、いい部屋ですね〜」と言うと「ありがとうございます〜」と言いながら、女将さんがお茶を入れてくれた。
とりあえず座って女将さんが入れてくれたお茶を飲みながら宿の説明を聞く。
風呂はもう入れて、夜は22時までの朝は6時からで、夕食は18時からとのことだった。今はまだ15時台だからまだまだ時間はあるし、今日のお客さんも私一人らしく、色々とゆっくりできそうだ。
あと私はここで今年最後の釣りをしたいと思っているので女将さんに釣りのポイントなどを聞いてみると、どうやらさっきの橋を渡って右手に進むと川に降りられるポイントがいくつかあるらしく、場所を詳しく教えてくれた。
ただ「今水が多いんですよ。滑りやすいから気をつけてくださいね」と注意されたのでそれは確かに気をつけなければならない。だって部屋に入ってからずっとゴウゴウと川の音が聞こえているんだもの!間違いなく水量は多いことだろう。しかし結構な音よこれは。
窓からは一面緑が広がっているけども、下を見ると峡谷になっていて流れが早く、深さも結構ありそうに見える。
ゴウゴウという音があたり一面、部屋の中まで響いていて、私としてもここまで川の音が大きく聞こえる部屋は初めてかも。宿のレビューで「川の音がうるさくて眠れなかった」というのがあったけど、確かに音に敏感な人はまったく眠れないかもしれない。でも窓を閉めるとしれなりに遮音できたので、大体の人は平気だと思うけども。ちなみに私は窓を閉めなくても全く問題ないです。
ただ、女将さんが教えてくれた場所から川に降りても、そこがここと同じような感じだったら釣りにならなそうだし怖そうだな。それだけはちょっと心配ではある。
温泉よりもまずは釣りへ!
というわけで部屋で川の音を聴きながらお茶をズズっと頂いた後、まだ時間も早いのでまずは釣りに行くことに。その後で温泉に入ってゆっくりしよう。
マッサージチェアの真ん前に漫画棚。これは風呂上がりにここでゆっくりしていけというアピールにほかならない。温泉の後はメッサーじチェアに決まり!楽しみすぎる。
バイクに跨って女将さんが教えてくれた場所に向かうと、ものすごくわかりやすく川に降りられる場所があったので逸る気持ちそのままに坂を下る。どうせ長時間やるつもりもないからウェーダーも履かずに特攻だ。
女将さんは水が多いって言ってたけどあんまりそんな感じはしないな。これでも普段よりは多いってことなら平常時はかなりゆるい流れなんだろか。
しかしあの部屋から見たような峡谷じゃなくてホッとしたぜ。これならウェーダーなしでも川に入れそうだし、周りには誰もいないからゆっくり楽しむとしようかい。
川に入れそうと言いつつも、足はほとんどサンダルのようなものを履いているだけなのでなるべく岸から竿を振る。けどもやっぱりそれでは狙いたいところに届かないので、滑らないように気をつけながらゆっくりと川に入る。
水は当然冷たく、しかし緑深い谷間を流れる川をザブザブと水をかき分けながら進むのは渓流釣りならではの楽しさがある。今年はこれで釣り納め。なんせ(山梨の)漁期は明日までなのだから。だから思う存分楽しみたい。これで魚が釣れたら最高だ。
笛吹川最初の釣果は小さいヤマメだった。なんとなく仕掛けを流しているといきなり食いついたけど、残念ながら逃さなければならないサイズ。でも大きさはどうあれ釣れたのは嬉しい。このまま大きいのが釣れればいいけど。
なんかさっきのヤマメと同じくらいのサイズ、というか同じやつじゃないかと思うくらいのちびヤマメがヒット。ここはこのくらいが多いのか?でも久々のヤマメのすべすべ肌は触ると気持ち良いぜ。
その後さらに川を遡っていくと段々と両脇の木々が川に覆いかぶさるように生えてきて、周りも薄暗くいい感じに。
そんな中枝葉が水面近くまで垂れたポイントで、その隙間に上手いこと仕掛けを振り込んでいると、3投目でちょっと大きめの当たりとともに、ビビビという振動が手に伝わった。
しかし「キタ!」と思って右水平に合わせるとなんの抵抗感もなくあっさりとすっぽぬけ、私の目に写ったのは前方にひゅんと飛んでいくふやけたブドウ虫(釣り餌)の姿だけだった。その後は同じポイントに仕掛けを流してもなんの反応もなく、川の音がザァァと虚しく響くのみ。。
ただ大きめの魚がいることはわかったので、それはまた明日狙うことにして今日はこのあたりで引き上げようと川を下ることにした。ウェーダーもなしにずっと冷たい川に入りっぱなしだからそろそろ足が痛いし、靴底に入り込んだ小石も痛い。今日はもう温泉入ってゆっくりすることにしようか。
温泉で疲れを癒やす!そして予約へ
宿に戻るとやっぱり館内は静か。さっきよりもより薄暗くなった館内はなんだか物寂しい雰囲気にだけどそれが一人旅には心地良い。そんな中私はこれよりようやくお楽しみの温泉に参る。釣りをして自然を堪能してからすぐに温泉、しかも貸切状態でとはとんでもない贅沢。すぐに風呂場へ向かおう!
髪の毛一本落ちていない清潔な脱衣所。ここもよく掃除されているようだ。
洗面台の上に乳液やらヘアトニックやらが揃えてあるのはこういう宿では珍しいような。こういうところで使ったことのないものを試せるのは小さな楽しみの1つである。
さて、ではすぐさま服を脱いで浴場へ向かわん!
浴場の一部は岩がしつらえてある、この宿によく合った雰囲気の浴場。川の音もうっすら聞こえてイイじゃないですか。
HPによると泉質は単純泉で加温循環ありとのことで、自然湧出の源泉を大切に使っているらしい。ありがたく浸からせてもらおう。
さっそくシャワーを浴びると川の水によって冷えた足がどんどん温んでいく。これはもちろん気持ちよくて良いことなんだけど、できれば温泉でそれを味わいたいのでさっさと体を洗って温泉へ入る。
チョピンと湯に足をつけると湯音は適温。時々過去の経験を思い出して湯に入る時に慎重になってしまう私だけど、ここのお湯は素晴らしいほどに適温だ。
肩まで浸かるとジ〜ンと体の奥まで湯が沁みて、筋肉が緩んでいく感覚があってかなり気持ち良い。一人なのをいいことに「ヴ〜」と発しながら、誰を木にすることもなく入る温泉は最高だ。
浴感はなんだかちょっとヌルっとするような感覚はあるけどサラサラ系で、ときおりふわっと硫黄の香りが鼻をかすめるのも温泉らしくてイイ。
ここより上流側にある三富温泉はまた違う泉質みたいだけど、この一之橋館の素朴で優しい温泉は結構気に入ったゾっ。
というわけで素敵な温泉を独り占めして、今日あったあれこれを考えながら入ること30分ほど、そろそろ体ものぼせそうになってきたので上がることに。
ここから夕食まで特に予定もないので、部屋でゆっくりしてから明日の宿を取ろうと決めて部屋へ戻る。
部屋に入るとやっぱりゴウゴウと勢いの良い川の音が響いている。そんな中でさっき買ってきたコーヒーを飲みながら川を見下ろす清々しさ。この宿、私にかなり合ってる気がする。凄く居心地が良い。すぐそこにある大自然感が素敵。
そんな川音響き渡る部屋でたっぷり休憩したあとは明日の宿の予約。
早速お目当ての宿に電話をかけると着信音は鳴るものの誰も出ず、「あ〜、後でかけ直すかな」と電話を切るとすぐに不明の電話番号から着信が。
私は知らない番号は出ない人間なんだけども宿からの折返しの線が濃厚だったので出てみるとその通りで、優しそうなおじいさんの「お電話をいただいたようで」という声が聞こえてきた。よかった通じた。これで予約ができれば問題なし!
しかし早速明日泊まれるかどうか聞いてみると、電話口のおじいさんは申し訳無さそうに「すいません、明日明後日とお休みなんです・・・」とお断りされてしまった。まさか私が泊まろうと思ってた日が休業日だとは、結構楽しみにしていた宿だっただけに残念な気持ちが強いけどこればかりはしょうがない。「ああ、そうなんですね。じゃあまた別の機会に」と告げて電話を切った。
こうなってしまうと少々焦りの色が出てくるけれども、めげずに第2候補の宿に電話すると、こちらはあっけないほどにすんなり予約が取れて無事明日の宿をゲット。ただ夕食ありは数日前から予約しないといけないということで(これは事前に知っていた)、私には珍しく素泊まりでの宿泊となった。これはこれで新鮮だし周りにある食事処で食べるというのも楽しみというもの。とにかく宿が取れて良かった。
夕食!
その後ダラダラして18時頃に「夕食の準備ができた」と電話が鳴る。もうお腹は完全にペコペコで、でも夕食を美味しくいただくために何も口にせずこの時を待っていた。私は喜び勇んで1階の畳の部屋へ。
こういう宿で椅子で食事をするっていうのは新鮮て言うほどでもないけどあんまりないような。今日はちょっとだけ腰が痛かったから椅子はありがたいぜ。
椅子に座ると女将さんがやってきて、品物を出しつつ話しかけてきてくれた。
女将「釣りの方はどうでしたか?」
私「二匹釣れましたけど、どっちもちっちゃかったです」
女将「あらそうですか。でも釣れたんなら・・・」
となんだか嬉しそうに笑っていた。明日の朝、朝食前に釣りに行っても大丈夫ですかと聞いてみると全然大丈夫とのこと。今度は良いのを釣って女将さんをびっくりさせたいぜ。
なんだか器も色形とりどりで見た目にも豪華な感じがするし、どれもこれも美味しそうだ。
まずはじめに真ん中の小鉢の厚揚げを食べてみたところ、これが実は厚揚げではなくモチでちょっとびっくり。それがちょっぴり酸味があって甘いたれに絡んでむちゃウマイ。
塩焼きはよく焼けてるけどパサパサ感はなくむしろジューシー。かなり焼き具合が良く、パリパリフワフワな食感と爽やかな川魚の風味がご飯のお供に最高。
そして天ぷらだけど、これはかつて見たことがないなにがしかの葉っぱが揚げられているようで、しかしその味は苦味や青っぽさもなく、これもご飯に合う。天ぷらは少々冷め気味だけど、そんなことは大した問題ではない。ウマイッ。
鍋の中身はすき焼きだったとは、これはめちゃくちゃありがたい。こういうのは大抵ちょっと薄味の(でもうまい)鍋物なことが経験上多いけど、すき焼きはあまりないから嬉しいな。もちろん味も文句なくおいしいすき焼き。特にしいたけがうますぎる。本当に腹を空かせていてよかった。全て美味しく完食いたしました。ごちそうさま!
夕食後はダラダラと
う〜んやっぱり良い気持ち。大きな窓を開けると涼しい風と川の音が入ってきて尚良し!誰もいないから床で柔軟体操したり、のぼせそうになったら大の字に寝たりなんでもできる。
明日は長いこと釣りをする予定だから今日は思いっきり体を柔らかくして休ませてあげねば。こういう時に貸切状態は本当に最高です。
マッサージチェアを起動すると、静かで薄暗い館内に「ウィン、ウィーン」と機械音が鳴り響く。ふくらはぎから頭まで、ちょっと強めのマッサージを受けながら漫画を読んで至福の時間を堪能だ。このマッサージチェアはコイン式ではないので好きなだけ利用できるのも嬉しいところ。もうこれからの時間やることもないのでずっとここに座っていてもいいくらいだ。というか静かだし気持ち良いしでここで寝てしまうかもしれない。
部屋に戻ると引き続きだらだらタイム。テレビを見つつ明日明後日のルートやらなんやらを確認する。
まぁ明日はほとんど寄るようなところはなく、できれば一日中釣りを楽しむ予定なのでチェックも簡単だ。ここからもっと上流にある西沢渓谷にも行ってみたいけど、多分釣りをしてたらあっという間に時間がすぎるから行けないだろうな。
その後また温泉に入ったりして時を過ごし、次に待っているのはお楽しみの晩酌の時間。十年ぶりくらいのタテガミをようやく味わえる。お腹もそれなりに空いてきたし、さっそく食るとしようかい!
買った時はあんまり見てなかったけどこういう風に入ってるのか。てっきりトレーに乗ってるものかと思っていた。でも中身は同じ、見た通り真っ白で美味しそうなタテガミだ!早速いただくっ。
箸もなんも無いので指でつまもうとするも脂でツルツル滑ってなかなかつまめない。ようやくつまんで醤油に入れても脂が醤油をはじいて全然つかないけど、しつこく裏表にピチョピチョつけてすぐさま口の中へ。
するとかつて会津若松で食べた通りの、脂でありながらムチムチとしたちょっと強めの歯ごたえが懐かしく感じる。そして噛むたびに溢れる甘い脂と旨味、これを私は待っていた!もうめちゃくちゃにウマイッ。これをずっと食べたかったんだ。なんちゅう旨さなんやこれは。。
二枚食べるごとに温かいお茶はかかせない。そのまま食べ続けると口の中が脂でギトギトになってしまうから温かいお茶は必需品。このループでいくらでも食べられる!!
かと思いきや、ウマウマいいながら半分くらい食べたところでさすがにちょっと気持ち悪くなってきた。脂の塊を食べてるようなものだから当然だけど、さすがにもうお茶でも誤魔化せない。買う時は「これじゃ足りないかな〜」とか思ってたけどこれで十分でした。残りはまた冷蔵庫に入れて明日食べることにしょう。しかしなにはともあれ久々に食べたタテガミ、最高でした。
朝の釣り!
というわけでお腹がちょっと気持ち悪いものの布団に入るとすぐに眠りにつき、次の日は5時50分に目が冷めてすぐに支度をして宿をでる。昨日さんざん温泉に入ってマッサージチェアも利用したもんだから体の調子も万全。なんだか体が軽い。今日は良い釣りができそうだ。
昨日とは違って今日はウェーダーも履いて、完全にいつもの釣りスタイルで挑む。川の流れは見た感じ昨日と同じで何も問題ない。早速竿を用意して川へと入っていく。
朝は澄んだ空気にザァザァと川音が響いて、空では可愛らしい鳥の鳴き声がそこかしこから聞こえてきてとても和やかな気持ちになる・・・・んだけれども肝心の魚はというと今日はアタリもなく小さなヤマメ(アマゴ)もかからない。
昨日ちょっと大きめのアタリがあったところに入れても反応なし。なんだか嫌な予感がする。。
そうしているうちに昨日は来なかった場所、少し深めの淵がある場所までやってきた。
ここならば釣れるだろうと仕掛けを投げ、しばらく流れに任せてじっと待っていると急にグイッと底に引っ張っていくような当たりがきた。急だった割にはアワセもうまくいき、慎重にやりとりすること数十秒、魚を陸に引っ張り上げて、見事今日の一匹めをゲットすることに成功した。
この季節らしく丸っと太って良いヤマメだ。大きさも十分に持ち帰りサイズ!これで女将さんに良い報告ができるぜ!引き具合といい、かなり楽しませてくれたので、ありがたく美味しくいただきます。
その後さらに釣り上がるとさっきまでの無釣果は嘘のようにちょくちょくアタリはあるもののどれも小さいものばかりで、結局朝食の時間がきて釣りをやめなければならなくなったので、朝食前の釣りでは持ち帰りはさっきの一匹だけとなった。それでも大満足な私だった。
朝食、そして出発へ
部屋に戻って荷物を置いたらすぐに食事処へ。
料理を運んできてくれた女将さんに「一匹だけですけど太ったヤマメが釣れました」と報告すると女将さんは「釣れんたんですね、良かったです」とにこやかに返してくれた。よし、これで釣り人としての面目躍如。このまま朝食へGOだ。
これはイイ朝食。ただ釣りをしてきた私には少々足りない感じがするけど、そこはご飯をおかわりしてカバーだ。釣りをしてなかったら丁度いい量だ。
普段あんまり野菜を食べない私だけど、こうして宿で食べる野菜は美味しくてパクパク食べてしまう。おかげで旅が終わるといつもしばらくは健康的でいられるので、この朝食もそれに一役かってくれることでしょう。全て美味しくいただきました。完食!
山肌に差した光が反射して、うっすらと明るい部屋は自然とリラックスムードが漂っている。宿の朝のこの雰囲気が大好きで、これを味わうといつも「2泊すりゃ良かった」といつも後悔してしまう。2泊ならこの素晴らしい雰囲気に包まれて時間を気にせず二度寝ができるのに。。
さて、じゃあうっかり寝てしまわないように、朝風呂入って釣りのホコリを落としに行こうか。
湯気に朝日が反射して淡い明るさの浴場もまた格別。そのおかげで岩井俊二作品のような柔らかい空気感が浴場内に広がっている。この感じを味わえたのは安代館以来かも。余計に二泊したくなるぜ。。
支度をすませると、後は大した時間もないけど寝ないように気をつけながら10時までダラダラし、かなり名残惜しい気持ちがありつつも1階へ。
お金を払いながら「ここは釣り目的のお客さんとか良く泊まりに来るんですか?」と聞いてみると、意外とそうでもなく登山客が多いとのことだった。
ここらへんではどこの山に登るのかよくわからないけど、こんだけ釣りやすい環境なのに釣り客は少ないのか。
続いて女将さんが「ここらへんで釣るんだったら徳和川がいいですよ」と耳寄り情報を教えてくれた。どうやらここからほど近いところにある支流らしい。これは要チェックだ。是非行こう。
そうして雑談も終わったところで宿を後にする。女将さんは「またいらしてください」とにこやかに送ってくれた。今日はこれから釣り三昧。女将さんにお礼を言って、後ろ髪をひかれながらもウキウキで出発したのだった。
※ 今回泊まった一之橋館さんは、自然に囲まれ真横に川が流れるレトロ感をたっぷり味わえる宿でした。
なんとっても館内の薄暗さ、部屋からの眺め、優しい温泉と私の好きな要素が沢山詰まっっていたのがとても居心地良かったです。
館内はキレイで、夜に虫の侵入はほぼなく、川の音さえ気にならなければとてもリラックスできる宿だと思います(その川の音も窓を閉めれば結構小さくなります)。
さらに宿の周辺では川に降りられるように何箇所か道が作られていて、宿から一番近いところでは川遊びによさそうなポイントもあったので、子供も楽しめるのではないかと思います。
とてもおすすめなので是非行ってみてください。
一之橋館 : 一泊二食付き 8,950円
一之橋館、良さそう!ネギさんの宿センス、私と合います。玄関や雑然としたロビーがたまりりませんね。食事も良さそう。この辺りは冷鉱泉が多いのかしら?加温循環はやむを得なさそうだけど、小さな浴槽でそんなに混んでないなら全然OKですね。
釣りも出来て、ネギさんには最高のロケーションですね。
馬のタテガミ、私は無理かもですー。
マグロも赤身派で、大トロは苦手。タテガミの脂をお茶で流すネギさんかわいいです。笑
私なら焼酎でしょうか?馬刺しは好きなんですけどね。まだ旅は続くのですね。次はどんな宿か楽しみです。
長生館は来月あたり行こうか考え中です。タイル浴槽好きなので、楽しみ。先月、山形の小野川温泉に行ってきました。二階堂旅館に泊まりました。かわいいタイル浴槽で大満足。食事も良いし、ネギさんも気に入りそうです。機会があったらぜひ!
まいらーさんこんにちは( ^ω^)
まいらーさんにはいつも満足してもらえてるようで嬉しいです(笑
やっぱりレトロ宿はどこか生活感があったり雑然としてまとまりがなかったりすると尚良しですよね。あと個人的に薄暗さが大事。
近くの三富温泉は冷鉱泉ではなくしっかり温泉として湧出してるようなので、あのあたりでは一之橋館だけ鉱泉かもしれないですね。
失礼ながら登山グループとかが泊まらない限りはそんなに混むこともなさそうな感じはしましたが、個人的に一之橋館はゆったり度がかなり高かったのでおすすめです。
ちなみにすぐ近くに直売所があってなかなか良いものが売ってるそうです。私が行った時は品物がかなり少なかったですが。
タテガミ私もかなり久々に食べましたが、まさか夜食として全部食べきれすに終わるとは予想外でした。やっぱり脂っこいものは冷めたお茶よりあったかいのじゃないとキツイです(笑
マグロは赤身派だったらタテガミは全くだめですよね、ほぼ脂ですし。しかし馬刺しはどうしてあんなにウマイんでしょうか。
長生館ぜひ楽しんできてください〜。来月ならまだそんなに暖かくはないでしょうから朝は湯を沸かしといてくれたらいいんですが。
あともし宿の冷蔵庫を使うなら、宿の物品が色々入っていてあまり大きなものは入らないと思うので注意です。ああ、思い出したらまた行きたくなってきました。
小野川温泉、私も以前一度立ち寄りましたが泊まったのはその先の白布温泉でした。
あの旅の計画を立てている時二階堂旅館に凄く惹かれて泊まろうと思ったんですが結局泊まらず、、、なので凄く羨ましいですッ。
あそこもタイル浴槽なんですね。建物自体凄く味がある感じだから内装もやっぱりそうなんでしょうね。。先月ということはまだ雪も残ってそうで最高だったでしょう。。
次は絶対泊まります!まだ営業されていて良かった。
それでは、只今次の記事執筆中なのでもうしばらくお待ち下さい。
多分いつもの記事よりは短くなると思うので、少しは読みやすいかもです( ^ω^)