5泊6日夏休み旅4日目です。 [3日目] [5日目]
宿を出発し、肌を焦がすような太陽を連れて移動するという状況にも慣れてきた今日この頃、しかしそれでも殺人的な暑さに喘ぎながら、次の宿(オアシス)を目指して今日もひた走る私。
今日寄る予定のスポットは特になく、あるとすればたまたま発見した道の駅やら直売所やらくらい。ただ今日の宿の予約の際に「水着を持ってきた方がいい」というようなことを言われていたので、それだけはどこかで買わなければ。途中にユニクロとかしまむらがあればいいんだけど。
まずはこの異界との境界のような石塔を抜けて今日のツーリングが始まる
昨日妙に静まり返っていた猪苗代町を抜けて大きな道を走っていると、ここでなんとも運がいいことにしまむらを発見した。これからはあまり大きな街は通らないから、いきなりここが最後のチャンスかもしれないので迷うことなく入店し、無事水着を購入。これで今後山へ行く時には水着を持っていって、自由に水遊びができるようになった。思えば何年か前から水着が欲しいと思っていたけど、こういう急を要するような時でないとなかなか買わないもんなのでちょうどよかった。
その後近くに道の駅があったから寄ってみたけど特に買うものはなし。カブで日本一周中の人がいた
ここから行くとすぐにかの有名な猪苗代湖に着くんだけどそこでも特にすることはない。でも予定ルートは湖に沿って走っている道なので、景色はとてもよさそうだ。しかしここらへんで私の体がじわじわと変調をきたし始めていた。
もう風景はまるっきり海岸線だけど、磯の香りは当然しない。猪苗代湖ってこんなに大きかったのね
この湖に沿って延びている道はそんなに広くないのになかなか交通量があってそうのんびりとはしていられない。できれば湖を見ながらゆっくりと走りたいもんだけど、他の車がそうはさせじと飛ばす飛ばす。そうした中走っていたもんだから、曲がるべき場所で曲がり忘れて道を戻ったりしたけれども、その曲がった先の道は割とすいていたので湖を堪能して走ることができた。
すると湖の南側だろうか、なんだか別荘地っぽいところに出た。どうやら湖を愛する人たちが集まるところらしい
右側にその別荘のような建物が連なっている。ボートを所有してる家も多い
ここらで休憩をいれたい。ここまで猪苗代湖を走ってきて雄大な湖を見てきたけれども、ここまででまだその水に一度たりとも触れていないのだ。せっかく水着も持ってるんだから色々と状況が許せば湖水浴なんてのもしてみたい。なのでどっか浜辺(があるのかも知らないが)なんかがあったら寄ってみよう。
途中湖に出られそうな公園があったので寄ってみる。遊んでる人は皆無だ
よし、湖には出られた。でも見ての通り足場はゴツゴツしたテトラポットだし、周りを見ても砂浜のようなところはない。湖は広くてテンションもあがるけど、ゆっくりするにはあまりよくない。ここが海だったらここはせいぜい小物釣りスポットといったところだろう。なのでもうちょっと良い場所を見つけるため、再び原付を走らせた。
そうして更に少し行くと、砂浜ではないものの階段になっていて、さっきよりは格段に良い環境にたどり着くことができた。そういう場所なだけに湖には遊んでいる親子の姿が見受けられるけど、私1人が階段で休憩したところで邪魔することもあるまい。ということでここで少しばかり休憩していくことにした。
さっきはわからなかったけど階段の端っこの方には恐らくあの遊んでいる家族のお母さんがシートを敷いて寝ていたので、不審に思われないように私は逆の端に腰を下ろした。
階段は当然熱く、そこで買ってきたコーヒーもあっという間にぬるくなってしまうであろうという熱気だ。そんな中目の前ではワイワイと楽しそうに湖水浴を楽しんでいる親子。なんとも夏らしい光景が目の前に展開されている。
そうなれば私も一時の涼を求めて「じゃあオイラも!」と水着一枚になって真夏の湖に飛び込みたいところ、というかそうするつもりだったのだけど、しばらく前から体に現れ始めていた異変が、ここらで割と油断ならないものになってきていたのだ。
その原因は明白で、朝方がぶ飲みしていた飲むヨーグルトが原因だ。それ故に今、私のお腹は若干のピーピー状態になっていたのだ。今はまだ我慢ができるものの、ここで水に浸かって体を少しでも冷やしたら、体を存分に動かしたらヤバイような気がする。周りにはトイレもないし、ここで水泳を楽しむのはどう考えても得策ではないと体が訴えていた。なので私はせっかく水着を買ったにもかかわらず、ただ目の前の楽しげな家族を見守るに甘んじるしかない状態となってしまっていたのだった。
湖岸には砂浜ではないものの陸地がちゃんとあって、遊んでる人も案外いるようだ
足だけ浸かるというのも悔しいけど、これでも多少は楽しめる。水は思ったより温かいし、泳ぐにはちょうど良さそうな温度だった。これで十分に泳いで陸に上がっても体がベタベタしないんだから、湖水浴ってうのは結構魅力的なレジャーに思える。まぁ海みたいにプカプカ手軽に浮かべるってことはないだろうけど、山に来て海気分を味わえるっていうのは面白い。それもこれだけ広い湖だからこそだろうけど、なんだか私の中に1つ選択肢が増えたような気がした。
そうして少しゆっくりした後、待ちぼうけをくらっている相棒にまたがって走りだす
ここらで猪苗代湖から離れて飯処へ向かう。暑いわお腹はヤバイわで急ぎ気味
そんな田舎道を走ってたどり着いた食事処はここ、えびな食堂さん
お腹がピーピー状態でもすいてはくるので、トイレ目的も兼ねてこのえびな食堂さんに飛び込んだ。店内は座敷席が広く、先客も仕事の人や地元の老人などさまざま。そこにはのんびりと地元のテレビ番組がのんびりと流れていて私の好きな雰囲気だ。
しかしそんな雰囲気を味わっている余裕もあまりないので、席に案内されたらすぐにトイレに向かって・・・・・・悪の原因を無事流し去ることに成功し、心と体の平穏を得たのだった。
このお店は事前に調べていてあらかじめ行こうと思ってたんだけど、その時に見た口コミにあった通り、量が多くて実に食べ応えがありそうだ。どうやらネギラーメンかなんかが有名らしいんだけど、でも私は今はラーメンより肉なのだ。連日旅館のご飯を食べていると、(私的には)どうしても肉をがっつり食べたくなってくるものなのだ。この定食は量もさることながら味もちゃんと美味しかったので、大満足で完食したのだった。
食後のんびりとした後、少し眠くなってきた体を無理やり起こして店を後にする。これからの行程はもう本当に寄るところもなさそうなので、少しは早めに宿に着けるかもしれない。宿周りには見るべき場所もあるし少し早い到着くらいが丁度いいか。そんなに急ぐこともないしお腹も無事回復したので、焦らず向かうことにしよう。
空の青さに緑の大地。私はチャゲアスの「オンユアマーク」を歌いながら快走中
途中コンビニに寄ってガリガリ君を買った後、グーグルマップの案内に従えばこれから山道に入っていこうというところにさしかかった。
普通ならグーグルマップで検索した経路をそのまま走るということはなく、そのルートを参考にしながら多少遠回りでも単純なルートを走るのがいつもの私のやり方。なぜならその方が道に迷うことも少なくて結果的に早く目的地にたどり着けるからなんだけど、今回ばかりは今目にしているチョコチョコと何度も右左折を繰り返すこの経路を行った方が明らかに近道だ。
時間はまだ余裕がある。でもこの暑さを耐える余裕はない。早く温泉に入りたいし、出来るなら昼寝もしたい・・・・ならば行こう!この細い山道へ!ということでブーンと山へ入っていくと
やっぱり迷ってしまった!どこだここはッ
ルートはある程度頭の中に入れていたけど、やっぱり実際の道を走っていると迷うときは迷うもの。今走っている道が正しいかもわからず、なんとなく「この道は違うんじゃないか?」と思ったところでようやく停車した。そして電波もほぼないのでグーグルマップももちろん使い物にならず、私はここで行きつ戻りつを繰り返して数十分をロスした後、なんとか無事に予定ルートに戻ることができたのだった。
その後は単純な道だったので難なく那須町に入ることができた。宿まではもうすこしか
これから向かう那須湯本あたりは別荘地だったりなんだりで道が複雑で、その分オシャレな店やらペンションやらが多いみたいということは知っていたので、道中どこかで夜食でも買っていこうと思いながら宿に向かって一直線に突き進む。なんだかガソリンの残量も心もとなくなってきたし、早くメインエリアまで行きたいところだ。
しかしここでもグーグルマップの経路通りに来たのが災いしたのか、オシャレな店なんかひとつもない山道に入り込んでしまっていた。途中に那須どうぶつ王国だかなんだかがあったりはしたけどそれ以外は休憩するような店すらもない山道。マップもいつしかその機能を果たさなくなっていて宿までどのくらいで着くのかもわからないし、何よりガソリンがヤバイ。全く、最後まで表示されたルートを辿ってしまったのが愚策だった。
それでもしばらく走るとこんな開けた場所にたどり着いた。ここは電波もあって安心安心
と思ったけど非常にしつこいアブ(ブヨ?)が頭の周りをずっと旋回しているので、宿までの距離だけ見てすぐに出発することにした。思ったよりはかなり近くまで来ていて、ガソリンスタンドがある場所もそう遠くはなかったのでまずは宿に行って一息つくことにしよう。その後に湯本温泉の散策もかねて給油へGOだ。
というわけで坂をどんどこ登っていくと、ようやく北温泉へ至る道に行き着くことができた。近くのバス停には黒人カップルが待っていただけに、北温泉の有名が伺える
そして一番奥まで行くとそこには北温泉の駐車場があった。いやぁしかし、こんな高所の山の中にあるのね
車はほどほどにあったけど、そのうちのどれだけが日帰り客で泊まり客なんだろう。今の所まだ人には出会ってないけど、やはり有名な宿だけに混んでるんだろうか。
しかし山の中ではあるんだけどやっぱりまだまだ暑い。どうやらここから宿までは歩かなきゃならないみたいだけど、色々と荷物を持って歩くのはちょっとしんどいな。一体どれくらい歩くのかわからないけど、でもまぁとにかく行くしかない。
とはいいつつもこんな山奥の宿に泊まれることに物凄くワクワクしている私だった。道もちゃんと舗装してあって歩きやすい
道はくねくねと曲がりくねりながら下へ下へと延びている。宿は谷底に建っているらしい
そうして早速汗みどろになりながらも頑張って降りて行くと、大体5分くらい歩いたところで目の前に目的の北温泉が現れた!
まず見えたのはこのプール!これが女将さんが行っていた温泉プールか!こんな道から丸見えのところにあったとはっ
そして目の前には自分がいつの間にかタイムスリップしてしまったかのような錯覚を覚えるほどに渋く年季の入った北温泉が!!
もはや滴る汗など問題ではなかった。こんな深山幽谷とも言えるような(まぁアクセスはしやすいけど)環境の中、学校のプールを軽くしのぐほどの規模を持った温泉プールに、今にも中から温泉あがりの浪人が出て来そうな渋いにも程がある木造建築物。興奮するには十分すぎるほどの要素が私の視野に収まっている。これはイイぞッッ!
左側の棟はもちろん宿泊棟だろう。しかし正面の建物とは若干造りが違う感じか?
右側は正面の建物と繋がってるのか。焼板の真っ黒な外壁が重厚で素敵
そして道の脇にはドバドバと温泉が。ここは湧出量が豊富なんだね
この北温泉の建物は江戸期・明治期・昭和期と三つの時代に建てられた棟の複合体ということらしいく、パッと見の外観でも少しわかる通り、棟自体の造りも少し違っている。ということは部屋の中ももちろん違うだろうから、ここは最低でも三回は違う建物の味わいが楽しめるということ。今回私は一番安かった江戸時代に建てられたという部屋に泊まるわけだけど(女将さん曰く一番人気らしい)、一体どんなもんなんだろうか。楽しみでしょうがないぜ!
というわけで躍る心そのままにいざ入館。そしてすぐ目の前に現れたのがこの光景だからため息がでる
館内は電気がついているものの、基本は太陽光に頼った形で若干薄暗く、そこに重みのある暗色の天井や外壁、さらには調度品や家具までもが加わって非常に濃厚な空間が形成されていた。さっき外観を見た時にも言ったけどここは本当に現代なのか疑いたくなるほどに時代がかっている。素敵にもほどがあるよこれは。。
玄関にはいきなりこんなものもあるしね。おばあちゃん家どころの話ではない
さらに左を見ると建物の中だというのに小さな祠や足湯まであるし、こんなところ初めてだ
辺りを見回してなぜか私が最初に思い浮かんだワードは「祭り」だった。この薄暗い建物の中にいきなり現れる小さい神社のような祠や、明らかに皆でゆっくりリラックスするために設けられたのではない足湯などなど、なんだか少し幻想的な空間に入り込んでしまったような感覚がひしひしと感じられたからかもしれない。廊下や階段を見てもこれがどこに繋がっているのか、どんなところに行くことができるのか全く想像できないようなある種異世界的で不思議な感じがこの宿にはあるように思われる。つまりそれがどういうことかというと、この宿は最高だということなのだ!
そんな風に感動しながらも、まずは受付を済ませなければ話にならないので入って右側にある帳場へと向かう。
そこで対応してくれたのは意外にも若いお姉さんで、なんだか少しこの空間とのギャップはあったもののしっかりと対応してくれて、すぐに部屋へと案内されることになった。
館内の様子はまた後で写真で紹介するけれども、この北温泉も私が過去泊まってきた木造の宿と同じく、いやそれ以上に道が入り組んでいて、途中色々と場所の説明はあったものの、後で自分でしっかり散策しないとすぐに迷子になりそうな入り組み方だった。でもそこがまた素晴らしい。探検気分で宿を散策するのは私にとって最高の楽しみの一つなのだ。
いいね、小さいながらも部屋に冷蔵庫つき。あの窓あたりの造りも大好き!
うん、部屋の広さも1人なら申し分ないし、造りもシンプルながら冷蔵庫やテレビもあるのはありがたい。室内は綺麗だし、これはなかなか良いお部屋ではないでしょうか!でも、山の中といってもそこまで涼しいわけじゃないから、扇風機とかエアコンがないんだったらどこかでうちわでも調達したほうがよさそうかな。暑いってわけでもないんだけどね。
案内。夕食は早いんだね。これは夜食が必須になりそうだ。製氷機があるのは嬉しいな
浴衣・フェイスタオル・歯ブラシはあるけどバスタオルはなし。布団は自分で敷くからシーツ類もある
窓からの景色。ここは宿の裏あたりになるんだろか。眺めが特別良いわけじゃないけど、窓際に腰掛けてお茶でも飲んでのんびりしたい。
ちなみに網戸は少し外れ気味だけど、以外に虫はほとんどいない
外も静かだし、なんか館内も凄そうだし、今夜はなかなか楽しめそうだ。しかしまずはお楽しみの館内散策の後、ガソリンと夜食購入のために温泉街あたりに出ていかねば。なので名物の温泉はちょっと後回しにして、少しばかり休憩してから散策へと出かけた。
とりあえずまずは外へ。宿に向かって右手の建物の手前には階段があって、この建物にアクセスすることができる。なんかこの感じを見ると、こっちに泊まるのも凄くよさそうだ
そしてプール側の宿の裏手に回る。ここも宿泊棟だろうか?なんか色んな建物があって何が何やらわからない。でもそこがイイ!
そこから斜面をあがるとこんなところに。なんか水の音がするからここは温泉だろう。いくつかの種類の温泉があるっぽい
その後、宿の横には川が流れているのでどこかで釣りができそうなところはないかと簡単に探してみたものの、川に降りられそうな場所もなかったので諦めて宿へ戻った。まぁ川自体に温泉が濃く混ざってそうだったので魚はいなさそうだったけども。実際どうなんだろう。
※ ちなみにいつも館内を散策するときは写真を載せながらここを行くとどこそこに繋がってという風に記事を描いてるんだけど、この北温泉は構造が複雑なので詳しい説明ははぶかせてもらいます(スイマセン)。館内にはこんなところがあるくらいの感じで見てください。
ということで再び館内へ。これはさっきも載せた写真だけど、ここがまず玄関で
左にはこんな憩いのスペースが。暗いから見えづらいけどテレビもある
玄関にほど近いとある通路には氷水なんかをポットで持っていける場所も。水をよく飲む私には絶対必要だ
そこの真横には古い農具なんかが無造作に展示された廊下が伸びている。なんだかどこもかしこも歴史的価値のありそうなところだ
その道の左側にはなんとこんな素敵な休憩所がある!江戸時代の建築らしく天井も低い!
そして奥にはテレビもある憩いのスペースが!これは素晴らしい!
こんな渋〜い空間で寛げるなんて、まるで自分が時代物の主人公になったかのような錯覚を覚えそうだ。これは夜にでも是非利用したい!・・・・と思うところだけど、実は館内にはまるで空調が効いていないので基本的に若干暑く、この休憩所ももちろん暑い。夜になったらどれくらい涼しくなるかが鍵になりそうだ。涼しくなってくれっ
そして廊下の先にある階段をあがって左を向くとさっき見た小さな社?(と言っていいのかわからないけど)がある。その先は多分あの明治っぽい建物に繋がってるんだろうと思われる
社の様子。こんなのが建物の中にあるんだからたまらない。賽銭箱がわりらしい郵便ポスト貯金箱がかわいい
提灯に書かれていたのはなぜか戦勝の文字。戦時中に作られたもの?
さて、そこからまた道を戻ってまっすぐ行くとこんな通路に。右側の建物の中に建物があるような造りはまるで映画のセットのよう。この通路が一目で好きになってしまった
この向こうが温泉のようだ。左の手洗い場にはドライヤーもあった
この北温泉は混浴温泉だというのも有名だけど、写真中央にある珠のれんのようなもののすぐ向こう右側が脱衣所になっていて、左側が温泉という造りで混浴以前に脱衣所すらも丸見え状態なのだった。これは女性はなかなか入りづらいかもしれない。
その近くにあった、多分神棚のようなもの。奥の紙の書かれている内容がきになる
さて、その脱衣所の手前を左に行くと湯治客向けの炊事場があった。結構綺麗に使われているようだ
そしてこれが宿泊者の部屋が並ぶ廊下。長年の仕様でツヤツヤテカテカ
部屋が空いていたので撮影。どうやらどの部屋も割と同じ感じみたいだけど、この部屋もいいね。ただ向かいの建物の部屋の人と目が合いそうだけど
というわけで館内の簡単な散策はこんな感じで終了。他にも上に上がったり下に下がったりとかなり入り組んでいるので、そこはもうどれだけ面白い構造かは自分の体で実感してくださいという他ない感じ。ちょっと回っただけだけど、さすが映画の舞台になったりするだけの面白さ、歴史の深さを持つ宿だけのことはある建物だ。まだ回ってないところもあるだけに、これからも凄く楽しみだぜ!
そうしてささっと楽しい散策も済ませたので、ここからは温泉街へのツーリングといこう。温泉街まで一体どれくらいかかるのか、果たしてガソリンは持つのかもわからないけど、とりあえず行くしかない!
駐車場へ向かうべく坂を登って行くと(多分)ジムグリが道を横断して穴に潜っていった。いいねぇ
登りとはいえ駐車場は近いので(それでも大量に汗をかいたけど)すぐに原付まで到着し、風を求めてさっさと出発。汗をかいた肌にバイクの風は死ぬほど気持ちよく、道も下り坂なのでスイスイ行くと、思ったよりも早くに温泉街に到着した。ここらは硫黄の匂いも強く、北温泉とはまた違った源泉が湧いているようだ。
向こうがかの有名な殺生石のある丘陵らしい。私は昔来たことがあるらしいけど、こんなところだったのか。時間があったら帰りにでも寄ろう
そこからぐるっと下ると温泉街へ。平日だから人はまばら
寂れた雰囲気だけど私はこういうのは嫌いじゃない。この道の一本奥に民宿が集まった通りがあるみたいだけど、そこは明日のお楽しみにしよう。共同浴場もあるし他に気になるところもあったけど、まとめて明日のお楽しみだ!
この温泉街をずっと下って家屋もまばらになってきた道をさらに下ると、コンビニとガソリンスタンドが都合よく並んで建っていたのでガソリンを入れた後コンビニでりんごジュースと食べ物を買って来た道を戻る。ガソリンもギリギリだったからこれで人心地ついた感じだ。時間もまだあるし、殺生石でも見て帰ろう。
というわけで殺生石園地へ。緑に囲まれた寂しい地帯が温泉による影響によるものなんだろう
おびただしい数のお地蔵様。昔の人はこの地をあの世とか地獄と重ねて見ていたようだ
そして奥まで来るとかの有名な殺生石が待ち構えていた。後ろにある巨岩も凄い!
私は妖怪好きなので玉藻前の話から殺生石も知っていたんだけど、実際はこんな急斜面に転がっていたんだね。上の岩なんかちょっと大きめの地震がきたらすぐさま転げ落ちてきそうだけど、その恐ろしさも含めてなんだか感慨深いものがある。これが毒の石となった妖狐なのだ。
ちなみにこの岩を玄翁和尚という人が巨大な槌でぶっ叩いたことから金槌のことをげんのうと言うらしい。
そうして殺生石を堪能したらぐるりと園地を回って帰路につく。こっちには神社があるらしい
そして社務所のある境内に到着。なぜか中央に屋台のような山車のようなものが。明日あたり祭りでもあるんだろうか
さて、少し観光もできたしそろそろ宿に戻ろう。景色も風も気持ちいいぜっ
例の駐車場から宿まで続く坂道をまたしても汗をかきながら下り切ると、夕食まではまだ時間があって少しばかりの自由時間の余裕があった。といっても温泉にのんびり入っていられるほどではないので、仕方ないから温泉は夕食後にして少しばかり周りの散策の続きをすることにした。
子供も楽しめるように滑り台まであるのは嬉しいだろうな。プールもちゃんと掃除しているようで綺麗そうだ
温泉もちゃんと温かいしこれは夜中にでも入ってみようかな。今んとこ誰も入ってないところを見ると子供づれの客とかはいないんだろか
戻って来るとき気づいたけど滑り台はチョロチョロとお湯が流れてて滑りやすくしている模様。親切
館内の足湯を撮影。というか足湯と今まで書いてたけど、正確には足洗い湯でした。あの小さい社にお参りする人はここで足を洗う習わしらしい。ここもまた昔からある洗い場なんだろうな
そんなこんなで無事部屋に戻って夕食の時間を待つわけだけど、本来ならもうこのくらいの時間には明日の宿の予約をしておきたいところ。しかしこの北温泉はこんな場所にあるおかげで当然電波はなく、代わりに無料WIFIはあるもののそれでは予約はできない。なので残された選択肢は一階の休憩所近くにある固定電話から予約をするという選択肢しかないんだけど、もしその時に周りに休憩してる人がいたらなんとなく恥ずかしい・・・というかあまり聞かれたくないんだよなぁ(なぜかはわからないけど)。しかも予約ができなかったらまた宿探しから始めなきゃならないし。ああ・・・そこだけはなんとなくネックだ。まぁ、いつものようにどうにかなるだろうけど。
というようにそんなことを考えながら休んでいると夕食の時間になったので(夕食は5時半からだけど必ずしもその時間に行かなくても大丈夫ということだったので、6時に行くことにした)、食堂へと向かった。
食堂もなんとも(良い意味で)薄暗く、しかし従業員の方はいたってにこやかで気持ちの良い対応だった。
私を含めほとんどの宿泊客(この日は全部で6組くらい?)は板の間に座ってお膳にのったあれこれを食べる方式。まるで本当に昔の湯治客になったようでちょっとテンションがあがったけど、周りが静かだったため食堂の写真を撮るのが憚られたので残念ながら写真はありません。でもこの感じは凄くいい。
座ると従業員の方が色々と持って来てくれて夕食が出揃った。あゆもあるしカツだとか天ぷらもあるから食べ応えがありそうだ・・・・・が、一通り食べてみたところ、意外なことに全体的になんとも普通の味!
不味くもないけど特段美味しいわけでもない。温かいものは温かいし、冷たくあるべきものはちゃんと冷たい。でも味は(失礼だけど)いたって平凡なものだった。
でもまぁ一泊の値段を考えればこれでも十分なほどではある。場所も場所だし、これ以上を望むのは私の方に問題がありそうだ。この部屋の雰囲気といい、隣の1人で食事をしているいかにも儚そうな女性といい、旅情を満たすには贅沢すぎるほどじゃないか。対面に座ってる場に不釣り合いなドレッドヘアーの兄ちゃん2人も、見た目に反して礼儀正しくて面白いじゃないか。そんなわけで、私は結構楽しんで食事をとることができたのだった。
食後はようやく温泉へと向かう。北温泉は浴室に大きな天狗の面があることで有名だけど、それはいかなるものなんだろうか。そしてその温泉の味わいとは。最大の楽しみの一つを味わいに行こう!
おお、以前に画像で何回も見たあの天狗の面がすぐそこに!本当に大きいんだなぁ
こんなユニークな浴室は他にないだろうな。厳選もバシャバシャとかけ流されて常にオーバーフローしてる
夕食が早めに食べ終わったおかげか先客はいなかったので貸切状態。そんな浴室はご覧の通りの天狗が睨みをきかせる個性的な造りだった。照明をやっぱり薄暗く、床は無骨なコンクリ仕上げ。雰囲気満点じゃないですか。
こういうところはもちろんシャワーはもとよりソープ類もないので、持参したものでささっと体を洗って早速入刀してみると、浴槽は少し深めの造りで、首元までタプンと浸かることができて心地良い。これまで散々汗をかいてヒーヒー言ってきたもんだから、足を思いっきりのばして何を気にするでもなく入浴できるのは至福の一言に尽きる!気持ち良い!
ただ案外温泉自体の匂いや特徴的なものはそれほど感じられず、でもそれゆえに優しく万人にオススメできそうな泉質だ。ただ場所によっては若干熱い(私はなるべくはしっこにいた)ので、出たり入ったりして温泉を堪能させてもらった。これはいいね!
ちなみにここから外に出て打たせ湯とかにも行けたんだけどそっちの写真はありません
というわけで部屋でりんごジュースを飲みながら夕暮れの北温泉を少しばかり楽しんだ後、明日の宿を予約するために一階の固定電話へ。幸い周りに人はいなかったので(受付のお姉さんはいたけど)早速電話してみるも何回かけても出ず、諦めて第二候補の宿に電話するとひとり客は受け付けてないという。また前日予約によくある断られパターンにはまってしまった。
しかもそうこうしているうちに温泉上がりの人たちが数人休憩所にやってきたので、私はひとまず部屋に戻ることにした。
まだ候補はある。でもあんな人がいるとこで予約するのもなんとなく恥ずかしいし案外お金もかかるし・・・・というわけで一計をめぐらし、無料WIFIが使えるのを利用して友人にメールして、私の代わりに宿に予約を入れてもらうことにした。そして待つこと十分ほど、無事予約ができたとの返信があったので、私は友人に何か素敵なお土産を買って行くことを約束するメールを送ったのだった。よし、これで心配のタネはなくなった!
そして心が軽くなった私は外で少しだけ夕涼み。気温は大分涼しくなって、虫の声と薄明かりが旅情をそそる
その後ロビーの休憩所でのんびりと。気になる音もなく、ただ座ってるだけで落ち着く
横の畳の間でもくつろいでみる。後でここでテレビでもみようかな
帳場の様子。あるものことごとくが素晴らしい。というか北温泉は古くは岐多温泉と書いたのか
宿の案内。自炊はしてみたいけど、私のような原付で訪れる人間には少しハードルが高いかもしれない
その後はもう完全に自由時間なので、寝るまでに2回ほど温泉に入ったり宿泊者専用の休憩室でのんびりしたりして、かなり満足度の高い時間を過ごしてこの日は終了となった。昼間と同様網戸にしていてもほとんど虫が入ってくることもなく、多少の暑さはあるものの快適に眠ることができたのだった。
朝は差し込む朝日で気持ちよく起床。少しばかり早起きをして外の散歩でもしたいと昨晩は考えていたけど、疲れがたまっていたのか一度も起きることなく朝を迎えてしまった。でもその分元気満タンだ。よし、温泉へ行こう!
朝もまたよし。夜の怪しくも心地よい雰囲気とはまた違って、陽の光によってそこらじゅうが明るい浴室もまた新鮮な発見をもたらしてくれる。温泉も新鮮そのものだし、今日もやる気にさせてくれる柔らかい湯は朝から最高の癒しになった。
いいじゃない、私の好きな温泉卵もあるし、写真には写ってないけどもちろんご飯と味噌汁もある。朝食もまぁ普通だけど、気分良く美味しく食べることができた。他の宿泊客の人たちは既に私服に着替えていて、出発の準備を整えているようだった。
そして部屋へ戻る時、館内の案内図をなんとなく見たらふと気が付いた。そうだ、昨日部屋に案内される時にお姉さんが説明してくれていたのになぜ私は忘れてしまっていたのか。この北温泉には露天風呂があるということを!
もし昨日気づいていたら真夜中に入りに行って、星空でも眺めながら一句詠んだりしたかもしれないものを。本当に惜しいことをした。でもここで気づいたのは幸運だった。これからプールにでも入りに行こうと思ってたけど、まずは露天風呂に行こう!
というわけで露天風呂の脱衣所。その手前に休憩所があったんだけどそこはなぜか撮ってなかったです
うん、露天風呂らしい簡素な脱衣所だ。そこでさっさと素っ裸になって、露天風呂とはいかなるものかとドアを開けると
この苔っぽい椅子もいい!風も丁度よく吹いてるし気持ち良さそうだ
これは素晴らしい。露天風呂らしい岩風呂の向こうには天然のものではないけども滝があって、すぐ横に川が流れている。最高のロケーションじゃないか。それだけに昨日ここに来ることができなかったことが悔やまれるけど・・・・その分を今から取り返すぞ!
源泉そのままじゃ熱すぎるからかホースで沢の水を入れてるようだ
体はさっき洗っていたのでそのままざぶんと入湯する。源泉は内湯と同じだろうけど、この景色と音、そして青い空がある分味わいがずいぶん違う。内湯は湯治的な雰囲気を味わうには十分すぎるほどだったけど、こちらは開放的で自然と温泉を楽しめるから心地良い。風もあるからそう簡単にはのぼせそうもないし、連続して温泉に入ってるけどやっぱり気持ち良いな!
そしてそうこうしてるうちに一人おじさんが入ってきて、少しばかり話をさせてもらった。おじさんもここは初めてらしいけど、どうやらこれからその辺の山に登るようで、仲間数人と泊まっているらしい。プールにはさすがにおじさんだけで入るのは恥ずかしいから、今回は入らないとのことだった。
なるほど、ここには登山客なんかも泊まりにくるのか。どっかに近くに登山道があるんだろうけど、この暑い中倒れたりしなきゃいいけど。愛想の良いおじさんだったから、ついつい心配になってしまった。
しかしこういった川沿いの露天風呂だとかでソープ類を使って体を洗うと、それがそのまま川に流れ込んで行く形式の風呂場が割とあるけど、それってどれくらい川に影響があるんだろう。昔泊まった湯ノ花温泉の共同浴場とかもそうだったけど、地元の人は何も気にせず石鹸やらで体を洗って流していた。自分はあまりやらないようにしてるけど・・・なんとなく気になってしまう。と、体を洗うおじさんを見てなんとなく思ったのだった。
川の様子。雨も降ってないし、やはり温泉が混じってそうな色。本当ならあそこに魚がいそうだけど・・・どうだろう
ちなみに立つと向こうの宿泊棟が見えるけど、どうでもいいことだ
よし、じゃあ露天風呂はこのくらいにしておくか。プールには入りたいしね
事前に確認しておいたんだけど、プール手前にある小屋が脱衣所になっている(男女別)になっているのでそこで水着に着替える。プールには相変わらず誰もいないし、久しぶりのプールというものに少しテンション上がり気味の私。でも外も暑くなってきたし温泉プールだからすぐにのぼせそうだなぁ。
そしてなんとこの脱衣小屋には専用の温泉もあった。あえてここに入る必要もないだろうけど、本当に湧出量が豊富なんだろうな
といっても目の前に入ってない温泉があるわけだから一応水着で少しばかり入浴し、適当なところでお目当のプールに向かう。
おお、こんだけ広い浴槽(プール)だから温度も丁度よくぬるくなっていて非常に入りやすい!深さもちゃんと泳げる程度にはあるし、これは楽しいぞ!プールなんて本当久しぶりだけど凄く開放的で気持ち良い!平泳ぎで何往復もしてしまったぜ。
そうしているとお父さんとその息子らしいお二人が凄く楽しそうに入ってきた。昨日はこの人たちを見なかったから多分日帰り入浴で早々にやってきたんだろう。こんなところにプールを楽しみに来るとは、粋なお父さんだ。
そうして遊び始めた二人に反して、私はプールの縁に腰掛けてしばしの休憩。風を浴びて景色を眺めながらじっくりこの場を堪能しようと思っていると、右脇腹あたりにチクっとした痛みが!
反射的に叩くとなんだか覚えのあるちょっと柔らかい感触・・・。もしやと思って見てみると、案の定アブの奴が私を一刺しした後叩かれて絶命している姿があった。
部屋にも露天風呂にもこいつはいなかったのにプール側にはいるのかよ。。これは昨日の夜に入ってたら大変なことになってたかもな。なんて思っているとまたもう一匹やってきて、あまりのしつこさにプールに逃げた私だけどそれでもまだ追って来るので、最後にはとうとう嫌になってプールを後にすることになってしまった。まぁアブがいる方がむしろ自然な環境だけど、逃げるようにプールを出ることになってしまったのは少々残念だった。
その後は窓際でしばし景色を楽しんだ後、さっさと荷物をまとめて出発の準備。一晩お世話になりました!
そして帳場で事務的に料金を支払い、おそらく昨日の宿泊者の中では最後の一人となった遅出の私は、今日こそは腹を壊しませんようにと祈りながら宿を後にしたのだった。
※ 今回泊まった北温泉、ここは他に類を見ない面白さを持ったユニークな温泉宿でした。しかしそれだけでなく、歴史の古さが建物のみならず家具や調度品など、その全てに表れた非常に居心地の良い宿でもありました。であるにも関わらず宿泊料金はとてもリーズナブルで、アクセスもそんなに悪いわけでもない。それでも秘境感はたっぷりあって、全体的に非常に満足度の高い宿だと思います。
記事内でも書いたように明治と昭和の建物の部屋も気になるし、ここはまた泊まりに来ることになると思います。オススメ!
北温泉旅館 : 一泊二食付き 7700円(税込)
お久しぶりです。
北温泉、いいところだったんですね。
めっちゃ行けるのに行ったことなかった・・・
友人が鬼怒川温泉のホテルに勤めているのですがコロナの影響で観光業界壊滅的だそうです。
行って応援できればいいのですがそうゆうわけにもいかないですし、歯がゆいです。
なんとかなんとか収束までがんばってほしい・・・
そしてこのプールにも入りたい。
夏にはどうなっているのでしょうかね・・・
>十六夜さん
どうもお久しぶりです。コメントありがとうございます( ^ω^)
誰でも自分が住んでるところの近くはノーマークだっていうのはよくありますよね。東京住みの私からしたら温泉が近くにある環境は羨ましい限りですが。
しかし北温泉は本当に面白い宿でしたから、是非一度行かれてみてはと思います。明治期と昭和期の部屋も良さそう(な気がする)ですし、アブがいない時期の夜にプールでゆっくりするのも良さそうです。私が宿を出る時に従業員の方がプール掃除をしていたのでちゃんとしてそうでしたし。ただどの部屋に泊まるにしても食事は同じらしいのでそこは残念ですが。
>コロナの影響
本当にとんでもないことになってしまいました。鬼怒川温泉も近年はただでさえ苦しそうな状況だったのに、ご友人はとても不安な日々を送ってらっしゃるでしょうね。。
私もまだまだ行きたい宿があるので、今回のコロナ騒動での宿の閉館や倒産は特に心が暗くなるものがあります。かと言って十六夜さんのおっしゃる通り泊まりに行くこともできませんし。。本当に歯がゆいですね。騒動が治まったらとにかく旅に出たいです。
十六夜さんも感染には十分気をつけてくださいね。安全第一で収束を待ちましょう。
ネギさん
こんにちわ
夏旅シリーズに戻りましたね
北温泉いいですよね
わたしが泊ったのは5、6年前でしたでしょうか
夜プールの温泉に入りにいきそこには浮き輪がありそれにつかまり
ぷかぷか浮いていました
翌朝、外国の女性が真っ裸でプールで泳いでいたのはいい目の保養でした
いまコロちゃんで外出自粛で家からも出られない状況
要請解除されたらまっさきに支給される10万円で温泉旅行にいきます
それまでは家で旅の準備にいそしんでいようと思います
>ましゅさん
どうもこんにちは、コメントありがとうございます( ^ω^)
温泉プールで浮き輪でプカプカですか、考えただけで楽しそうです!そういえば北温泉の売店で浮き輪を売っていたような。私もそれやりたかったです。。その外国の女性の大胆さはさすがです。私の時もそんな良いイベントがあってほしかったですが・・・今は水着着用が義務になってるのかな?でも目のやり場に困りそうです。
私も同じく宿探しと準備に勤しみたいと思います。この夏は厳しそうですが・・・・どうにか旅行ができるような状況に奇跡的になっていてほしいですね。北温泉も閉業とかにならなきゃいいんですが。。色々心配です。